北岡は、浅倉と会えるからって令子さんを呼び出したはずなんだけど、それにしては、あっさり断られてて、変な話でした。令子さんも、北岡がダメなら、その新しい弁護士にまた頼めばいいのに、それをしないで北岡にむくれてみせるってのは、いただけない。北岡が自分に好意持ってることを利用しただけで、知らない人には頼めないのか? と、思うとなんだか嫌な女だと思ってしまう。けど、二人で帰る場面で、最後に北岡が「令子さ〜ん」と呼んだのが、なんだか面白かった。ああいうノリが似合うキャラにはまってしまったなぁ、この人も。
浅倉は、新しい弁護士に対して「裁判の間、おとなしくしていてやる」というのが、私物を見せる交換条件になってしまうところが、すごい。普通なら、そんなことは弁護士の益になることじゃなく、彼自身がおとなしく裁判にのぞんで、少しでも減刑してもらおうって話だろうに。それを、説かずに言うこときく弁護士もどうかと思うし。もう、浅倉には普通の感覚で話すのは無駄という前提でも出来上がってる? だったら、君も人間だなんて台詞は妙だと思うんですが。
夕焼けに、いい男が二人。蓮と真司ならなお良かったんだけど、蓮と神崎兄でした。蓮を抜き差しならないところまで追い込むための死んだフリなのかと解釈してたんですけど、そのわりには、あっさり生きてることを教えてしまうのですね、兄さん。けど、自分の死んだフリだとか、蓮の気合いだとか、そんなことなりふり構ってられないぐらい、優衣が心配で、優衣を守ってもらうことが優先ってことなのかも知れませんね。
花鶏の、真司とねおす。いや、ねおす違う、東條。東條は、真司に気遣われ、早く帰っていいって言われたのに、仲村のことなど、もう頭になかったようす。人殺ししても、ここまでけろっと忘れられるところが、やはり不気味な存在。で、腹立たしそうな真司が食ってかかろうとすると、蓮が入ってくる。蓮、このまま花鶏に戻るのかと思ったのに、また行ってしまいましたね。残念。でも、今回はツーショットが見られて、良かった。
乱暴に東條の胸倉を掴む蓮。反撃する気はなさそうな東條。止める真司。というところで、おばさん登場。蓮は東條から手を放して、真司と外へ。
優衣のことを心配しての行動でしたが、真司の真意も確かめに来たのだろうな、と思ったりしました。真司がミラーワールドを閉じる方法にこだわっていたことは知っていたから。でも、神崎兄は、そこまで説明してなかったようす。言いたいことだけ言って、また消えたのかしら?
香川教授のところにも行く蓮。蓮と香川教授の場面は、すごい見ものでした。突然、子供が出てきたのには、意表をつかれましたね。そして、奥さんまで。子役の子が可愛かったなぁ。香川教授の、いいお父さんぶりにも、びっくり。蓮が、不審に思うのも無理ないですよね。なんで、一人を犠牲にするなんてことを言っていられるのか。と、このあたりのことは、再来週(来週じゃないところが辛い(T_T))の神崎兄の行動に繋がっていくようですが。しかし、回想シーンによると、落ちていたファイルを拾って中を見たら、神崎兄のミラーワールドに関する研究の全てが書かれていて、それを香川教授が一瞬にして全部覚えてしまったせいで、今に至るってことだったようなんですけど。なんで、研究室の床に、あんなに無防備にファイル落としといたんでしょう、神崎兄。普通ね、そんな大事なもんは、金庫に鍵かけてしまっとくでしょう。と、そこまでしなくても、あの落とし方は酷すぎると思うのね。まだ、二人で荷物持ってぶつかって、ファイルが入れ替わってしまった、ぐらいのが(これもまぁ、よくあるパターンだけど)納得いきますよ。何度もビデオ見直してて、あのファイル拾う場面になると、どうしても笑ってしまうんですけど。
そして、妻子を送り出したあとで、蓮と香川の対決。けど、途中で優衣に危険が迫っていることをほのめかされた蓮は、戦い途中で優衣を助けに走る。
真司のほうは、旧神崎邸の写真を東條に覗き込まれ、一緒に行く羽目になっています。「僕も行ってみたいかも」って、この口のきき方がなんとも不快感を誘います。いや、気がつけば「〜かも」なんて言い方は、自分だってするコトあるんですけど、どうもこの人が喋るときに含むニュアンスが感じ悪いんでしょうね。そういうキャラなんで、つまり役者さんが上手いのかも知れませんが。
なかなか神崎邸に辿り着けない真司に「もしかして、あんまり頭よくないんだ」と、また普通は思っても口には出さないことを、言っています。陰険な喋り方だ。やっぱり、ヤな感じ。このヤな感じっていうのは、ちょっと芝浦とかとも違うんですよね。彼の場合は、本人が楽しそうだったけど、この人の場合もっと陰湿であんまり楽しそうにも見えない。もっと、淡々としてる。
で、一応途中で令子さんに会って、状況を説明するヒマもなくモンスターの気配を感じて、二人で変身。戦ってモンスターを倒すんだけど、その直後「ねぇ」なんて呼んでおいて、不意打ちでタイガが龍騎に攻撃する。振り向かせておいて、いきなり攻撃するってところが、後ろから殴りかかるより更に陰険な印象で、このキャラの性格が出ているところなんだろうな、と思ってしまいました。屈折してるし、無自覚に傲慢な感じがします。仲村のために泣いたのは別に芝居じゃないけど、後悔の涙でもなかったということらしいです。ただ、哀れんで泣いたということでしょうか。そして、この先、真司を殺すことになったら、やっぱり泣くかも知れないけど、殺すことをやめる気もない、と。けど、こういう性格で「ライダーは英雄でなければならない」という思い込みがどういうところから生まれたものかは不思議です。
神崎兄は、気に入らないライダーを倒すという考えに賛同して、デッキをくれたという話ですが。ミラーワールドを閉じるために、優衣を殺すことが英雄的行為だなんて考え方は、知らなかったということでしょうか? なんだか、矛盾してるんですよね。神崎兄、そんなことも知らずに「つい、うっかり」デッキを渡したのか?
香川が差し向けたらしいモンスターに狙われた優衣は、絶体絶命のピンチ。で、蓮が助けるのだとばかり思って期待して見てたんですけど、助けに入ったのは、あれ何だったんでしょう? なんか、インディアンみたいなモンスター? 神崎の兄の式神?(←それじゃ、番組変わってしまうか)
浅倉は、脱獄寸前?
島田は、今にもモンスターに襲われそうなところで、以下再来週! なんでもいいけど、どうしてあんな道端(?)で、ペットの写真撮ってたんでしょうね、島田さん。
◆第40話◆◆
浅倉の台詞が、素敵。祭りはここかって……。しかし、大怪我で入院の真司は、どうなる? そんな真司を知って、蓮はどうする? もう、待ちきれないよ、くそー、駅伝なんか8時半からにしてよ〜!!!
↓13の質問、ネタバレ
毎度いい味出してる、けんざぶろーくん。いいなぁ、財布に入れてるもの「気合い」だって。私も、気合い入れておいたら、無駄遣いしなくなるのかなぁ。そして、よくなくしてしまうもの、ではりょーへーさんも答えはふるっています。素敵v しかし、おばさんそんなに嫌なら断ればいいのに。なんだか、あまりのやる気ない答えに、不愉快な気分になるんだけど。読まなきゃいいのか、私が。