◆◇第44話◇◆

 

 冒頭、モンスター同士がなんで戦ってるのか、てれ朝のあらすじとか読むとなんとなく解るんですけど、テレビ見ただけだと意味不明でした。
 佐野の父親。かなり大きな会社の社長だったようですね。で、先週駐車場で働きながら「家に帰りたいな」なんて言ってたのは、このことだったのかと解ったんですが。父親が亡くなって会社を継ぐとなったなら、もう家に帰ってもよさそうなもんなのに、何故かまだアパートにいて、東條もその部屋の布団にいたりします。窓やガラスを畏れてみたり。東條は、他人に好かれたくて英雄になりたいんだそうな。英雄=大衆から愛される存在。なのか? みんなに好かれるよりも、ごく狭い範囲でも身近な存在から好かれるほうが、多分楽だし幸せなんじゃないかと思うけど。そういう幸せも知らないままずーっと嫌われ者できて、そんな妄想に執着するようになったんでしょうか? 恐いキャラだけど、そんな思い込みにも頷けるところがあって、この人の出してるオーラとか、雰囲気とか、まさにそういう人って感じです。けど、ミラーワールドなんて龍騎の世界の中で認知度の低いものを消しても、そんな誰も知らないような戦いに生き残っても、大衆は感謝しないし、そんな戦いがあったことすら知らないと思う。だから、そういう人知れない戦いに勝利することで「みんな」に好きになってもらえるという発想は、かなり矛盾してます。彼の想定している「みんな」って、どこの人たちなんでしょう。例えば今なら消費税を全面撤廃して、その分の財源を、暴利を貪る悪徳業者摘発及び、その業者からの追徴課税などでまかなうなどの政治的手腕を発揮したら、そうとう数の「みんな」に感謝され、大好きだと思ってもらえ、現代の「英雄」になれると思います。そういう人がいたら、私だってきっと大好きだって思うけど。……脱線しまくりですね、失礼しました。
 拗ねる優衣のおばさん。拗ねただけで真司がなんでも言うこときいてくれるなんて、なんて羨ましい、と思ってしまった。
 しかし、優衣のメイド服は番組間違ってませんか? 視聴者の女の子にはただ「可愛い」と見えるんでしょうか? 客でやってきた、大群の子供たちは番組出演権が当たった子たちだったようです。けど、せっかく出られると喜んだだろうに、あれで一人ひとり判別ついたかな? 本人や、その親族には見分けられるか。一瞬でしたね。
 父親の死で逆転する佐野の生活。でも、普通オーナー社長が亡くなったら社葬とか色々忙しいんじゃ? 今時、出勤する社長をぞろりと並んで出迎えするようなレトロな会社ってあるのかしら? もう、ライダー辞めたいとカードデッキを返そうとする佐野に、脅しをかける神崎兄。自分が幸せになるために、他のライダー何人も殺してもいいって佐野は随分軽く考えてライダーになったってことでしょうか。けど、ライダーとは……なんて、神崎兄が詳細の説明をしている姿はあまり思い浮かばない。佐野はえさやるリスクより、とにかく味方が沢山いるのが有利だって考えて、あんな鹿軍団と沢山契約しちゃったのか。
 社長になったとたんに、アタッシュケースいっぱいのキャッシュを持ち歩く。この人の好き放題させていたら、結局あっという間に倒産して元の生活に戻ってしまいそうです。なんてことはさておき。
 大金見せられてもそれをはねつける真司。大金過ぎてあまりぴんとこなかったのか? 無言のまま、欲しそうな蓮。あのリアクションは、どういう意味だったのか、よく解りませんでした。けど、いちいち「なぁ蓮」「なぁ蓮」と、同意を求める真司が、佐野相手に蓮との仲の良さをアピールしているのかと思ってしまいました。
 あっさりと現金を受け取る弁護士。よりも、契約書がどうのと言われて、領収証も取らずに置いていってしまう佐野は、結局おぼっちゃんだったんですね。お人好し過ぎ。
 弁護士の態度を、信じ難いとは感じてたらしい佐野は「俺にはあいつしかいない」とか言いつつ、またアパートに帰って、東條に「友達だよな?」なんて確認している。どんなに餌付けしても、一番信用出来そうもない相手だと思うんですが。香川教授を殺したところも目の前で見てたのに、佐野はどこまでもお坊ちゃんだったということなんでしょうか。
 可愛いお嬢様を紹介され、かなりいいムードの二人。百合絵さんだっけ、可愛かったです。いいなぁ。
 しかし、デート中にモンスターに襲われ彼女の前でいきなり変身する佐野。なのに、それを目撃しても雨の中傘もささずに待っている彼女は、なんだかいじらしかったですね。
 佐野はなんでか龍騎に戦いを挑み、ピンチになったところで東條に助けを求め、助けてもらえると思ったら逆に攻撃される。東條の理論でいくと、大事な人ほど殺すってことで。仲良くしなきゃ殺されなくてすむのかしら? 真司は自分が戦っていた相手でも、殺させるわけにはいかずに、逃がす。けど、逃げていった先に王蛇が待ち構えてて、結局とどめをさされる。今回は、あっさり爆死じゃなくて、人間に戻って現実世界の彼女に届かない呼びかけをしつつ「幸せになりたかっただけなのに」なんて言葉を残して粒子化、消滅。
 朝から、重いです。というか、あれだけお調子者で身勝手な振る舞いをされても、にくめないキャラをうまく作ってたんですよね。待ってる彼女の姿が鏡の中に見えるのに、振り返った同じ場所には誰もいない。なんて、切ない場面でした。
 オープニングに萩野さんの名前があったのに、出てきたのは浅倉じゃなくて王蛇だけでした。しかも「はははぁ」とか、笑っただけだったような。
 

 

◆第45話◆◆

 話は、映画にリンクしていくんでしょうか? 二十歳の誕生日がきたら……って言ってました。そして、蓮のあの台詞もどんな場面だったのか解らないけど、話しかけてる相手は真司ですよね。佐野は可哀想だったかも。だけど、一人減って出番が増えるかな?
 そして、DVDプレゼントv もう、私にとってはこのプレゼント告知自体がプレゼントでしたよ。いい眺めです。シャボン玉飛ばす蓮が、可愛いvv真司が入ってきて、さりげなく隠すところも、ナイス。

 

第43話第45話

↓東條は……


 

 随分、佐野の部屋で長く布団にふせっていたような気がするんですよね。佐野ってば、そんなに起きられなくなるほど激しく……以下自粛。でも、それで彼女と知り合った場面を、ワンカットでも東條があの教授夫妻を見るような目で見ていたら、妄想の後押しされちゃったでしょうね。もしかしたら、どこかでこっそり見てたんじゃないかと、実は探してしまいました。なかったようですが^^;