地上設備

地上設備としては地上子だけです、でも数も多く結構手間がかかりました。





ロング地上子


信号機の約5メートル手前に設置される

同じ地上子が2つあるが、これは反対方向の列車を検知させないため







直下地上子


信号機の直下に設置される

ロング地上子と区別するためオレンジ色に塗られている



地上子はその地点を列車が通過したことを検知し継電連動装置にパルスを送ります、
継電連動装置は当該信号機の信号現示をチェックし、停止信号の場合ATS受信機にパルスをそのまま中継します。

この地上子には赤外線リモコン受信モジュールを使用しています、
天井には赤外LEDが埋め込まれており、これを遮断した場合列車在りとなります。

構内で対向列車が走行する線路には対向列車を検知しない工夫が必要でした、
そのため地上子は2対セットで設置され、先に進出側の地上子を踏んだ場合にはパルスを発生しないようになっています。
列車を走らせながらうっかり地上子に手を近付けるとATSが動作します、
レール磨きをするときは先に進出側の地上子を検知させればATSは動作しません。

以上簡単に設備のご紹介をさせていただきました。
なお当鉄道には時々他鉄道からの乗り入れ列車・乗り入れ運転士がいますが、分岐速度制限を守らない運転士が多いため、今後分岐器速度照査装置を設置する予定です。


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