継電連動装置の操作方法

この模型用継電連動装置は実物の継電連動装置とほぼ同じ操作をすることにより、自動閉塞信号機の動作と併せて実物の信号装置とほぼ同じ動作をするものです。

操作方法はいたって簡単です、制御盤面にはてこと呼ばれる左右にたおれるスイッチ、それに押しボタンが配置されています
列車を進入・進出させるための進路を構成するためには、まず列車が進入する側の発点てこを進行方向にたおします、
次に列車を進入させる到着線路の着点ボタンを押します
この2つの操作だけで進路上に支障がなければ途中のポイントは全て一斉に転換されます
そしてラインライトが点灯し信号表示灯も緑が点灯、現場の信号機には進行を指示する信号(緑や黄)が現示されます
又、連動装置には上り、下り、入換3台のパワーパックが接続されており、進路を構成することにより進路上にはそれぞれのパワーパックからの電源が自動的に供給されます、したがってキャブ選択スイッチなどの操作も一切ありません。

尚、一番上の黒いてこはポイントを単独で転換させるてこですが通常は取り扱いません
これを扱うのは保守・点検の時くらいです


写真は上り場内から4番線に進路を開通させています
白っぽく点灯しているのが開通を示す表示で、赤く点灯しているのは在線表示です


なお、制御盤上にある左右に倒すスイッチの事を「てこ」と呼んでおります、
昔は連動装置といえば腕木式信号機を使用し、ポイントも人力で転換させる「機械連動装置」がほとんどでした、
これらは信号所と現場の信号機・ポイントはワイヤーや鉄管で直接接続され、てこの原理により動作、転換していました
その後継電連動装置が開発され、信号機やポイントはすぺて電気で操作されるため小さなスイッチに変わりましたが機械連動の名残で「てこ」という名前が残ったものと思われます、
ただし、てこの原理は使われておりません、念のため。





このようにして進路を構成することにより線路上の信号機に進行の指示がされます
(写真は本線場内進路を構成しています)







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