日 記
センスがないのが致命的で、なかなか面白い事も書けませんが…。前後にわたって更新できるといいな。
更新
1月30日(日)
将棋対局・加藤一二三vs行方尚史を観戦。今回は加藤一二三フルコースというべきパフォーマンスが見られた。強烈な音で駒を四五回空叩きして指す、駒を弾きとばす、慌てて駒台から駒を落とす、空咳に上体揺らし、「あと何分ですか?」と聞く、そして序盤から長考…。やること全てやって勝ってくれたのでとても嬉しい。彼はやっぱり天才だ。
一時に平野光流と合流、池袋に向かう。二時過ぎにサンシャインクリエイションの会場に入る。なかなか盛況のようだった。互連網絡有限公司の作田さんの所に行き挨拶。ほかに癖のあるいつもの面々。「著作権シンポどうよ?」「あの選挙からもう一年か」などと話す。サンクリ後予定の「ウテナを唄う会」主催の増田さんがまだ来てない、と聞いて、それじゃあと光流と駅前のビックカメラまで時間を潰しに行く。この日、サンシャイン二階のホールでダメゲー「キラメロ学園」のイベントがあって、来場している筈の新舞りあす嬢に心惹かれたが、入場七〇〇円も払う気にはなれなかった。
ビックカメラで、パソコンを物色していたら増田さんより「二日酔いが酷くて家から出られません。申し訳ない」との電話が入る。仕方ない「光って生まれ、光って消えた」唄う会だったな。増田さんくれぐれもお体だけはどうぞ大事に。
池袋は混んでるので、二人で新宿に出る。ヨドバシ、ソフマップを散策した後、歌舞伎町のGAMERSへ。この店初めて入った。キャラグッズだらけだが、奥のコスプレ衣装に目が行く。ギャルゲーの衣装をじっくり見てしまった。しかし高えぇ。それでも、あくまで今のところだが、需給が取れているのだろう。レジ前に売れ残りっぽい三〇〇〇円の福袋があった。あと一人居たら一〇〇〇円づつ出して購入、あとで山分けで遊べたのだが…。カードコーナーにコスプレイヤーコミュニケーションカードなんて見るからにヤバい物があって遊びで光流と購入。直後マックで開封。やっぱダメじゃん。チープな作り、下手な写真、トホホなモデル。どうもこれはコミケで売ってたコスプレイヤーカードとは別物らしいが、そちらだってBOXのみで五〇〇〇円も出せる訳がない。
マックで、光流と最近のお笑いやTV番組、月蝕一ノ瀬、高取英について話す。帰宅後、弟から、浅ヤンでのつんく新プロジェクトについて聞く。モー娘、太シス、平家、ココナツをドラフト&トレード?!話題になるし、面白くなるもだろう。しかしえげつないなあ。モー娘単品で行けるのに、損失補填か。夜中、バリャドリード戦。DF陣の奮闘もあったが、城も2アシストと活躍。でも次こそは勝負して打てよ!と思う。今日も一度は勝負して弾かれたけど、そういう貪欲な攻撃姿勢も見せておかないと。
1月28日(金)
今週のこと。水曜だったかBSでブロンディのライブをやっていた。このバンドについては全然詳しくないが、中学生で洋楽に興味を持った頃、耳にした。放送されたライブは、今年?のものでベテランらしい余裕の演奏と、ボーカルのデボラ=ハリーの貫禄ッぷりが目に付いた。若い頃の彼女はもう激セクシーな姉ちゃんで、ビデオクリップか何かで見てドキドキしたものさ。今回もステージを上から撮って、彼女の胸の谷間とか見えたりしたけど。
パソコンで「三国志V」をプレイしまくる。新君主・遮那で、官渡の戦い前のシナリオ。配下に登録武将の寛子や島袋、優香らがいる。最初、曹操や孫策に進物して同盟の庇護下に逃げる弱腰だったが、漸く国力がついて来て大黒柱の優香(武力100)が活躍しだした。一日8時間くらい続けてマウス握っていたら次の日、右手指と腕の筋が痺れて痛い。これは腱鞘炎の前触れか?!と脅える。俺のコンパックマウスはたしかに使いにくい。で、ヨドバシに行ってコントローラーのようなトラックボールマウスを二〇〇〇円で購入。ホントは使いやすいトラックボール(スクロールボタン付)が欲しかったが七八〇〇円と高価なので諦めた。このハンディマウス、細かいポインティングがやりにくいけど、右でも左手でも使えるので有り難い。そして、さらに長時間プレイを続けていたら、今度は左目がおかしい。光に反応して、まぶたが時々勝手に引きつけのような反応をするのだ。怖くなって「三国志」を一時封印する。ホントはパソコンにも向かうのも避けるべきなのだが毎日のネットは辞められそうにない。
今週の伊集院のアップス中のハガキネタ、「俺からガンダム取ったら何が残るんだよ?!」というダメ人間な叫びと、水谷豊「熱中時代」ネタが壺にハマる。マジで、俺から競馬とサッカーとコスプレとSPEEDと将棋を取ったら何が残るんだよ! あと「熱中時代」は、良いドラマだったんだけど再放送とかビデオとか見ない。寂しいなぁ。「♪僕の先生はー フィーバぁー!」とか既に二十二歳位にも不明なネタか?
1月24日(月)
プレゼンの授業の一環で、解りやすくて、インパクトのある文章の書き方などの作文講義を受けた。実習では「私と学校」というテーマで作文を書かされた。講評で、俺の作文の内容自体は「青春の叫びだね」と褒められた?のだが、文章については「情緒過多。ウェット過ぎてダメだ」「詩的な表現に逃げるな」「シンプルに。ルポを書くように」と厳しく言われてしまった。俺「学生時代、本多勝一とか読んでたんですけどね」 「全然役に立ってないね」「あ、あと寺山修司も好きなんですよ」と言うと、先生に笑われ、呆れられ「天才の真似をしたってダメだよ」と言われてしまった。というわけでこれからは「日本語の作文技術」(本多勝一)など読み返しつつ、明解ですっきりとした文章を書こうと思った。
夜中「伊集院光のアップス」。きんさん死亡の話から、自分の小5の時に何があったか、という話になった。俺の小5時代は…、小4でハマッたガンダムの余韻を未だ引きずっていた。ガンプラも買っていた。ザブングル、あまり見なかった。総理は鈴木善幸だった、かな(でも俺にとって総理とは?といえば中村雅俊!とかいうネタはさておき大平正芳だ)。ムーンクレスタ、フロントライン等プレイしていた頃に「ゼビウス」という新時代を予感させるゲームが登場した。荒木大輔が甲子園で投げていた。ミスターシービーを応援していた。YMOが人気だった。
1月23日(日)
漢字検定準2級試験。暇な中年の方が多いと予想していたが、殆ど若い学生、それも女の子ばかりだった。試験前に競馬新聞など開いて周りに余裕を見せるも、教室内では最後ギリギリまで参考書を手放さなかった。隣の席には俺の一番嫌なタイプの女性が座り、ブルーであった。結果は多分受かったと思う。しかし引っかけ問題には全て引っかかった。「巡」「勲」「赦」「斉」「競」の部首はナンでしょう?あと「しずく(滴)」を「雫」と書いてしまったリーフの回し者ですわ俺。
帰宅して競馬。予想は少しかすったが外れ。ステイゴールドは一番人気で心配したけどやっぱり駄目だった。期待はしていなかったけど◎を打っていた。夕方から、HPに掲載用にグラビアをスキャンし始める。1995年頃の「すっぴん」などを漁ってみたが、何故かこの頃パッとしないが可愛いアイドルだった、現在は「カリスマ」の浜崎あゆみが出てこない。昔の雛形とか榎本加奈子とか出てくるのだけど…。たまたま買い逃していたか。昔の飯塚真弓が紹介されていた雑誌なども見つけた。この作業は、部屋に死蔵している膨大な雑誌群を見直す良い機会ではある。しかし、その中に凄い「お宝」があったりするわけでもない。ただ捨てることも出来ずに保管場所に苦労しながら積んでいるだけだ。貧乏性のせいで、貯まったビデオテープ、文庫本、カセットテープ、雑誌をどう処理して良いか、最近頭を悩ませている。スペースはもう無いに等しいのに、微増していく。俺はこいつらに侵略されて死ぬのだろう。
1月22日(土)
漢検の勉強をしなければいけないのだが、ひたすら逃避して競馬見たり、本読んだりしていた。夜中は、99年の「紅白」のビデオを流しっぱにしていた。今回の紅白、俺にとっては、解散するSPEEDも大事ではあったが、一番の見所は、浜崎あゆの横でギターを弾きまくっていた野村義男だったな。画面では名の紹介をされなかったが、それがヨッちゃんぽくて良かった。
終盤は、名曲を纏めて攻めてきた。「昔の曲ばっかり出してくるなよ」とプログラム見た時は思ったのだけど、素晴らしい唄の持つ力というものを改めて実感した。さだまさしは愛のある唄を唄うし、谷村新司の「昴」にも痺れた。直後、「川の流れのように」がNHK調べのアンケートで「21世紀に残したい名曲」だかの一位だったと紹介されたけど、全然「昴」の方が良いじゃない?森新一の「おふくろさん」も柄になく感激。こんな唄に感じ入るなんて老け込んだか?と思ったけど、良い曲なんで仕方ない。やはり俺も日本人なので、演歌の音階は心に染み入りやすい。続けて聴くと食傷気味にはなるが。その後「天城越え」に「夜空」と、ベテランがエース級の持ち歌を披露した。和田アキ子の歌唱力は流石だし、大トリはキタサンサブちゃんの「祭」とくらあ、年の暮れに良い夢を見させてもらったぜと言うしかなかった。って今は1月下旬だが。これに「越冬燕」が加わっていたらなあ。森昌子、来年は紅白だけ復帰せよ。ただ、歌だけ聴けば満足の紅白だったが、司会の二人は酷かった。クボジュンってそんなに良いか?ってナンシー関チックなこと書くけどさ。あくまでNHKのアナとしてとのことでしょ。勘九郎にいたっては中居の方が数段マシと思えた駄目さ、寒さだった。つまらない道化・裸の王様だな。
1月21日(金)
学校帰りに藤沢湘南台の図書館に寄り、CDを2枚借りる。YESの「RELAYER」。そしてアルファレコードの「THE
BEST OF VIDEO GAME MUSIC」。
このCDは、たしか「ビデオゲームミュージック」と「ザリターンオブビデオゲームミュージック」という2枚のアルバムを合わせたものだ。そして、この2枚のゲーム音楽LPには思い入れがある。といっても当時、俺は中3で「ドルアーガの塔」(とカイ)を熱烈に愛していたナムコ好き少年であった。LPレコードを買う金は無くて、今も付き合いのある友から2枚ともテープに録ってもらった。
「ビデオゲーム〜」はゲーセンで録音したらしい生々しいゼビウスのプレイ音からスタートする。その雑音から当時は録音ミス?と思ったものだ。そしてザッパー、ブラスターでリズムを刻んでいくアレンジ。バキュラの反響音でメロディを奏でるというのも真似をした(勿論出来るわけない)ものだったな。「マッピー」のサウンド、メロディは、あの当時からゲーセンで一番目立っていたけど、今聴いても凄く印象的。このメロディで「♪子供なーの 私まーだ ねえ解るでしょー」とか唄ってしまうのは、その頃に出た別のLP「ビデオゲームグラフィティ」を愛聴してたせいだ。このアルバムでは、演歌やロック、おニャン子調にアレンジされた唄付きのナムコミュージックが聴けるのだ。
CDに戻って、ディグダグ、ドラバス、メトロクロス、と懐かしいゲームが続いて、ラストに、ドルアーガの塔。この曲は思い入れがありすぎて冷静にはなれないが、シンプルな曲とサウンド構成なのに、重厚感あふれる見事なアレンジ。一つ一つが弾んで光ってるような印象的な音!聴き惚れた。
さて、このアルバムに収められた数々の名曲は、当時のナムコがゲームだけでなく、ゲーム音楽さえも最高峰にいたことを証明している。「昔は良かった」と片づけるのは簡単だが、思い出の有無以外にも、この当時のゲーム音楽はハード的に今と大きく異なっていて、殆どがPSG音源で鳴らされていた。シンセみたい?な奴でいわゆる「ピコピコ音」がするのだが、この音をどのように印象づけるか、理想の音に近づていくか、エンジニアたちが試行錯誤していたし、各メーカー独自の音が生まれた。この頃のナムコは、マッピーやリブルラブルを作曲した大野木宣幸さんの名で「大野木サウンド」とかBeep誌上で呼ばれていた気がする、特徴的な音だった。PSG音源ってのは、ドラム音が「壁に頭を打ち付けるような」酷く使えない物だったので、その分逆に各々がリズム面で工夫を凝らして、独特の世界を作り上げたのでは、という気がするのだ。 ちなみに当時のナムコには、ゼビウス、ドルアーガの作者である遠藤雅信というゲームデザイナー(今何やってるの?)がいて、まあ俺ら世代のオタクの憧れではあった…。この1982年の「ゼビウス」登場から数年のナムコ黄金期が、俺にとってのビデオゲーム原点というか桃源郷というか、Good
daysであるので、ちょっと客観的になれませんけどね。ともあれ、俺はこの期間、リアルタイムで名作に触れることが出来て本当に幸せだったと思っているのだ。新風営法施行という荒波もくぐったけどね。
最後に、元のLP「リターンオブ〜」のB面には、(多分)細野晴臣絡みのYMO的テクノな曲が収められていたがCD化でカットされたようだ。良い曲揃いだったのに残念。俺はテープで持っているけど、劣化する前にこれをmp3化してデジタル保存しておこうか、と考えています。以上、うろ覚えで書いたし変な文章ですが、訂正とか情報などありましたら遠慮なく言って下さいね。
1月18日(火)
昨日書かなかったが、スペインリーグの城の出た試合は、結構雑なパスや荒っぽいプレーが見られた。球回しは早いけど、何を狙っているのか解らないパスも多数。鹿島、名古屋、磐田あたりなら通用しそうだ。まあ現在、どの世界でも金をかけねば強くならないし優勝するのも資金力のある一握りのクラブ、チームだけ。その格差はいつか問題になるだろうが…。しかし、日本の某ナベツネ団は金かけても、ずっと負け続けるから世界の傾向からは歪んだ除け者状態であるな。ルサンチマンを満たしてはくれるがまともじゃねえ。
今日はクラスの娘が、神奈川県教育訓練生「私の体験と抱負」発表会に出るので応援に行った。彼女の発表は合唱部出身だけあって発声もよく論旨もまとまり良い出来だった。しかし最優秀は、彼女の次に発表した42歳のバツイチ・二人の子持ちの女性。優秀者は22歳の男性で、母子家庭に育った、その母への情を訴えたものだった。去年の優勝者もコンプレックスを持ち続けた兄に対して、彼の苦難を励まして初めて感じた兄弟愛、という情に訴えたもの。審査員が年配者の為、まさに「女の不幸自慢」改め「女ののど自慢」状態で、お役所的NHK的決着か。まあ内輪の者しか見に来ない大会だし。
1月17日(月)
学校で自己紹介文と志望動機を講師に添削してもらう。自己紹介にかこつけて競馬の事を書いて自分語りに結びつけたら、「変に文学的に走っている。自分のことを平凡な言葉で語れ」と厳しく言われる。すまんね、どうも安っぽいニヒリズムに走ってしまう傾向にある、駄目な感傷人で。中身がないからさ。
テレ朝月8ドラマ「月下の棋士」を見る。脚本がヘボなのは覚悟していたから、こんなものかという感じ。主役の森田にも何も期待してなかったから、あんなものかな。寺田農の苅田は、かなり似ていて「おお!」と思ったが、中尾彬の大原は、結構面白かったが違うなあとも思った。女キャラも駄目。ただこの枠準レギュラーの小嶺麗奈(麻薬の売人悪魔女・提供JC)が性悪女で出てたので許す。あとは、滝川。田辺誠一か、良いんじゃないの。あとは、現役棋士がゲストで出るはずだろうけど誰が出るのか、それが一番興味あり。希望としては、高橋和、中倉まゆみの女流に、谷川や羽生、中原!クラスに出て欲しいとこだが、多分、マリオ武者野や小林健二、島朗、郷田真隆、伊藤能あたりかな。でも羽生は出てもおかしくない。
1月15日
世界クラブ選手権の決勝があった。が、コリンチャンスとバスコダガマというブラジル対決で、地元ブラジルでは、盛り上がっていたが、俺の中ではいまいち盛り上がらなかった。やっぱ南米vs欧州の決勝・トヨタカップの再来を期待してたわけよ。南米対決でもせめて片方がアルゼンチンのチームだったら、ブラジルとの因縁もあるから燃えたのに。まあ、来年はジュビロが出るらしいし、これからも日本がアジア枠で出場していけば楽しめる大会になるかもしれない。
今回は、決勝、三位決定戦ともにPK決着というのがまた、俺の中で盛り下がってしまった。
夜に横浜そして桜木町へ。もう無くなったと勝手に思っていたMM21地区の大観覧車がちゃんとあったのが少し嬉しかった。横浜の東口から見えなくなったのは無くなったのではなくて、ホテルがあの辺に建ち並んだからなのだ。横浜の夜景をみんな狙っていたということか。人工的な冷たさ、寂しさの漂うあの辺は、土曜の夜だというのに人通りもなく、海からの風がやけに肌寒い夜だった。歩きながら、夜の遊園地に忍び込んだら良い画が撮れるんじゃないかなーと思った。
1月14日
最近は、普通に学校に行く日々。漢字検定の勉強が全然進まない。あと、家に帰って「柿木将棋95」にはまる。俺は将棋は弱くないと思っていたが、てきとーに指しているとレベル2のCOMにぼろ負けする。こいつは、終盤で絶対に読み間違えないので、一手違いの(いや二手違いでも)優勢でも緩い手を指すと一気に、寄せられてしまう。いま、3勝30敗くらいかな。いやはや。こういうコンピューター相手には、真剣師・小池重明のような男は全く勝てないだろう。年末に読んだのだが、小池は序盤が下手くそで相手を油断させておいて、終盤その棋力、魔力、底力で、相手が魅入られたように悪手を指させ、討ち取ってしまう。その終盤力はプロも舌を巻くほどだったという。
将棋のことを語ると長くなるが、真剣師たちの死闘の世界の逸話は本当に面白い。現在は滅びつつある男たちのろくでなしな世界であるが。なぜ、将棋の権威的なマスコミは、こういう世界を無視する?現役棋士で、なんだかんだでエリート臭のする河口俊彦には書けまいなあ。能條純一が書いてくれないかな。小池重明は、寸借詐欺はするは、金を持ち逃げするは、人妻と駆け落ちするはのロクデナシだった。普段から卑屈で、無気力な男ではあったのだが、ある人が彼の目の前で「たかが将棋じゃないか」とか言ったら「たかが将棋とは何だ!」とその時だけは、烈火のごとく怒ったという。こんなダメな男でも、将棋だけは譲れなかった彼の人生であり夢だったことが、とても切なく思えた。それだけ生命を賭けられる物があるということの羨ましさも含めて。ちなみに、小池はロクデナシではあったが、気さくな明るい性格で将棋仲間からは愛されていたという。
1月10日(月)
昼は、ダラダラとゲームをやってた。夜、裏でNHKのSPEED特番を撮りつつ、BSで「もう頬づえはつかない」を見る。1979年のATGの映画。桃井かおり主演。いやこの桃井がねえー、20年以上前なのに今と同じなのよ。けだるい喋り、アンニュイな雰囲気に、微妙な色気。こんな女優、桃井以外いないかも。桃井のオーラが映画を支配していた。若き日の奥田瑛二や森本レオも、情けない男の役で出てたけど。出てくるファッションや風俗以外にも、映画全体の70年代的雰囲気が懐かしく、うれしく思った。
あと、NHKのドラマ「オアシス」で、菅野美穂の魅力を再確認。川島なお美が出てたんで、いつイグアナ!というか怖かったが(ペットショップの話だし)、また根津甚八や中島ひろ子、鈴木清順、中江有理というなかなか豪華キャストでもあったのだが、菅ちゃんひとりのペースでドラマは進んでいった。一応相手の男もいたけど、こいつが今の俺みたいな駄目な奴。それだけに、菅ちゃんがその男を叱ったり、諭したりするシーンは、特に身に染みた。
1月9日(日)
連休を、殆ど何もせずに過ごしてしまった。今日は、吉祥寺で現役女子大生!(うわオヤジっぽい響き)ともんじゃを食べるという予定だったのだが、潰れた。まあ、その女子大生は、大学時代の友人の塾講師バイト時代の教え子で、今日はその彼と彼女とその女友達が来る筈だったのに…ドタキャン。でも何も期待していなかったから、別に何とも思わないのだが男の友人とは少し話したかったので残念。大学時代の友人なんて数えるほどだから。
夜中、世界クラブ選手権を見る。ブラジルでやってることもあるが、南米のチームが元気で、欧州のチームはいまいち。ベッカムはまた愚か者になってしまった。トヨタカップで見直したのに。エジムンドは、速さを見せつけていた。ブラジルはなんでこう良い選手が続出するかな。BSのスペインリーグで見たリバウドも切れまくっていた。
1月8日(土)
弟と昔の深夜番組について話していた。「たほいや」面白かったけどルール忘れたねぇー、とか。で、「マーケッティング天国」(城ヶ崎アナ)、「カノッサの屈辱」(バブルっぽかった)、「世にも不思議な物語」(司会は、きたろう)、「ブックメーカー」(青木さんがイカス)、「IQエンジン」(時々理不尽な問題があった)、「読み切り美人」(知ってる?)などの名前が挙がったが、二人で頭をひねっても一つ思い出せないのがあった。
シミュレーションの光栄がらみの番組で、古代の騎馬兵、槍兵などの駒を使って、タレントがチェスのようなゲームをするのだが、スタジオにはちゃんと大きな盤があって重騎兵のコスプレをした駒がちゃんとその通り動いて、敵の駒の人と当たると槍を下ろして、シャキーン!「バトルです!」となる。たしか、第二弾の番組までやったはずだが…。誰か名前思い出せませんか。番組で一番メジャーだったのが「横一列隊形」ってのは覚えている。包囲されないから。
最近は、プレステが開かずグランツー出来ないので、三国志Vばかりやっている。
1月4日(火)
昼過ぎまで寝て、それから三国志。ダメな生活。3時過ぎ、友人から電話が入り、夕方町田まで出る。バイクに二人乗りして友人宅へ。二人乗りでもどんどんすり抜けて行ってしまうのが凄い。俺も免許あるのだからバイクを買わねば、と思った。酒を買って、とりあえず飲んだ。途中で光流も合流。みんなでまったりと駄弁っていた。俺はひとり、終電で帰ったが、町田駅までほろ酔い気分で歩いたら終電ギリギリで、そんななか、SPEEDの「Precious Time」の ♪しゅうーでーん(終電)近づくホームでぇーー とか口ずさんでいたのだった。帰宅して、明日は客が来るので早く寝るつもりだったが、テレビの「失楽園」を流しで観る。ただヤッてるだけのつまんない映画だった。それでも年末に観た「不機嫌な果実」よりは少しだけマシ。「不機嫌」もヤッテルだけだったが南果歩には全くそそられなかった。映像が綺麗なだけで、内容も我侭な馬鹿女の不倫話。書いたのが見栄っ張り不細工・林真理子というのがもういけない。「失楽園」の黒木瞳もグッとこない女優ではあったが、相手が役所だから観られた。しかしそんなにヤリまくることに理屈をつけたり、キレイゴトにしなきゃならないのだろうか、とか思ったり。ああ、ShallWeダンス とかまたやってくれないかな。今年は、新年からプロジェクトAを見逃したのも痛い!
1月3日(木)
二日、三日とも、朝から箱根駅伝を見る。中大は2区で1年生を投入したが、そこからズルズルと後退。この一年生が、4年間2区を走った中大のエース松田和宏のような男になってくれると良いのだが。一時は8位まで落ちて、シード落ちの危機か?と思ったが、5区の山登りで期待の1年生・藤原が区間賞の快走でトップの駒大から2分以内の4位でゴール。上々の出来だ。だが、区間賞を出しても全然注目されない中大だった。
復路は、6区の永井が予想外の区間賞でトップに少し迫るものの残りの区間で順大に抜かれ、駒大にも大きく離された。選手層の厚い中大は、帝京や法政、早稲田のように復路でガクッと能力が落ちることがないが、今年は駒大も去年逆転された反省を踏まえ強力な選手を復路に配していた。順大も伝統的に復路は強く、中大は能力を発揮したものの3位が精一杯だった。だが来年に繋がる結果でもある。強力なエースがいれば…といつも思ってきたが来年にはインターハイ優勝した選手が入るとのことで楽しみだ。山の登り下りにスペシャリストが出来たのも強みだ。
2時までテレビ見ていて、あとは年賀状の返事を書いたり、パソコンで三国志Xをやったりして過ごした。PSでグランツーリスモをやりたかったのだが、弟が今更FF8などやっているから仕方ない。
1月1日(土)
5時20分の始発で千駄ヶ谷へ。着いても、まだ夜が明けてなかったが初日の出の瞬間は見られなかった。元日だというのに、ベテランのバイトばっかり集まった。なかでも一人の男は、東京大賞典の日に、11万下ろしてきたが大井で3万5千円やられ、その後新宿に飲みに行き、そこのねるとんパーティーで引っかけた女に連れられて友達も含め4人でバーに行ったら暴力バーで、16万という勘定をふっかけられ、結局みんなで12万ほど払ったのだと。聞いたら、馬券外れた俺の不幸などどうでも良くなった。今日の仕事は看板が軽いので楽だった。中抜けで暇だったので新宿まで戻った。ビック、ヨドバシなど開いていたが客は少なく、寂しい新宿だった。山手線で一周なんて時間つぶしをやってみた。試合はグランパスが勝ったことは、音だけ控え所で知った。撤去も、時間がかかったが楽だった。2000部以上余ったパンフの山から3部もらってきた。あと、余ったスタッフジャンパーをもらえた。意外なお年玉みたいなもんか。着る機会もないけど。