「トラッカーズヒッチ」
ロープワーク
に戻る
この結びも、消防では使わないと思いますが、可搬ポンプなどをトラックで運ぶ場合などは参考になるのではないかと思い、紹介させてもらいました。 よく、運送関係の方が、荷を縛るときに使うしばり方で、強いテンションを作る事が出来ます。 トラックの場合、目的物がフックですので、ロープの先端でなくても結ぶ方法があるのですが、基本であるロープ先端で結ぶ方法を紹介します。
@ 図のように、ひねって輪をつくり、先端側で、図のようにロープを折り返します。 折り返した一部(赤丸の部分)を輪に通します。 輪に通すとき、赤矢印と逆の方向に通しても、結べませんの注意してください。 A かるく輪を締めておきながら、先端を目的物にひとまわりさせます。 このあと、テンションを掛けると、結び目と目的物が近くなることを考慮して、結び目と目的物は1mくらいあけておくといいでしょう。 B ロープの先端を折り返した部分に通します。 C 折り返した部分を基点にUターンした先端を強く引いてテンションを掛けます。 テンションを掛けたまま目的物にひとまわりさせ、折り返した部分に通します。 D もういちど、ここで先端を強く引いてテンションを掛けます。 先端は、目的物にひとまわりさせた後、立木などに
「巻き結び」
や、
「ふた結び」
などで、先端を結んで完成です。 テンションの掛ける(力を入れて引っ張る)方向は、 BCのときの、赤矢印の方向です。
Copyright 1999 (c) asunoro