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2018 年 4月

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2018.04.30()  絶望名言—川端康成

クマガイソウ

過ごしやすい4月も今日で終わり。我が家のクマガイソウが13輪も咲いてくれました。昔は北海道から九州まで自生していたらしいが、今は絶滅危惧種とか。
  

去る23日のNHKラジオ「絶望名言」は川端康成でした。

  ・国境の長いトンネルを抜けると雪国であった・・・
  ・道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃・・・・

冒頭のこの一節を読むとたいていの方が川端康成の「雪国」と「伊豆の踊子」を言い当てると思います。
  国境の長いトンネルは谷川連峰直下を抜ける上越線のトンネルでしょう
  ◍伊豆の踊子の()天城峠は日本百名山「天城山」登頂の折に立ち寄りました。
    天城山の山行記録 http://www.joy.hi-ho.ne.jp/h-nebashi/sub1261.htm

川端康成は日本人として初のノーベル文学賞を授与された歴史に残る文学者。72才、自殺で人生を閉じたことでも知られます。自殺した文学者として太宰治・芥川龍之介・三島由紀夫などの名前が頭に浮かびます。

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川端康成の絶望名言——(webからの転載)
◍人間は過去の積み重ねで生きている―過去を消すことはできない
◍誰にもかれにも、同じ時間が流れていると思うのはまちがいだ
◍二人の結婚は美しかった。なぜなら彼女は離婚する力を持っていたから
◍人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ
◍死んだ時に人を悲しませないのが、人間最高の美徳さ
◍日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想は生まれませんね
◍男が家庭を持ちたいってのは思い切り阿呆になれる場所が欲しいからだ

2018.04.29(
) 国民の祝日

ヤエザクラ

カレンダーを見ると4月29日は日曜日だから当然「赤字」になっています。そうだ、この日は昔は天皇誕生日の祝日でもあっことを思い出しました。
今でも日曜日とは関係なく29日は国民の祝日いや「祭日」だったかな~内閣府のHPを見ると「祝日」で、「昭和の日」となっていました。

ところで「昭和の日」とは『激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす』とありました。半分わかって半分わからない感じ。
国民の祝日にするほどの意味があるのかどうか・・・平爺にはよくわかりません。昭和の時代の前半は身の毛もよだつような軍国主義、後半は民主主義国家として戦後の荒廃から立ち上がった時代だったと言えます。

◆天皇が変わるたびに新しい祝日が増えるのはサOLーマンは大歓迎。しかし、そのように祝日が増えて行ったら、百年後、二百年後には・・・そんな先のことで悩むのはやめとこう(笑)

何にはともあれ理屈は別として、休みが多いのはサラリーマンにとって大歓迎であることだけは間違いはなさそう。

(これから山友Мさんと群馬県の山登りに出かけます)

2018.04.28(
)  『にんにんかいご』?


★何が嬉しい9連休、平爺を見ろ365連休

リンゴ畑はごく薄いピンクをにじませた白い花が真っ盛り、木の下を黄色一色に彩るのはタンポポ。ああ、夏が近いな~

昨朝、初めてツバメを目にしました。移ろいゆく季節を感じます。

ラジオから耳慣れないことばが・・・・「にんにんかいご」?
「認認介護」のことでした。PCで「にんにんかいご」を変換しても「にんにん介護」か「任人会後」しか出ません。まさか「認認介護」のこととは・・・。時代を映す新語、認知症同士の老夫婦、軽度の相方がもう一方の介護にあたるという構図。実はこれが増えているのだそうです。

◆「老老介護」の言葉はすでに一般化しているが、認知症の要介護者を認知症の連れ合いが介護をする・・・それって一体どんな光景か、思い描けません。人手があれば自宅、なければ 介護施設利用がいいに決まっていても、費用のこと、施設の空き状況、あるいは最後まで自分の家で過ごしたい・・・理由はさまざま。

◆グループホームへのボラで、認知症のお年寄りを目の当たりにしている平爺には、認知症同士の老夫婦が、自宅で介護する姿など想像外。仮に軽度だとしても認知症の連れあいが認知症の老夫(老妻)の面倒を看るということはまともではない。行き着く先に見えるのは “事故か共倒れ“

◆「認認介護」という言葉が生まれる社会の現実に衝撃を受けます。人生100年時代、何がメデタイ・・・・

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今は二十四節気の「穀雨」、候は「霜止出苗」→霜止んで稲の苗が芽を出すころ。この連休?に庭の片隅の一坪菜園にナス・ピーマン・ミニトマトの植え付け準備をしようかな・・・


201.04.27(
) 世界一孤独な日本の男性

亭主より花を愛する老妻の労作

ショッキングなことば―「世界一孤独な男性」として選ばれのが日本の男性らしい。これはラジオで仕入れたネタ。外国と何がちがうの?

日ごろ妻から「一日中喋る相手がいなくて、よく平気でいられるわネー。ぼけるわよ・・・」が近ごろのカミさんの口癖。だが当人は孤独を悩んだりはしていない。
「私が先に死んだら、話をする人もいなくて、どうかなっちゃうわよ・・・」と脅迫の追い打ち。
孤独を愛する平爺、とんと気になりません。ほっといて・・・

◆何が基準で「世界一」と決めつけられたのか。孤独ってそれほどいけないことなの?
世界一を決めたのはOECDの「孤独死調査」らしい。同僚・友人などとの交流が「ゼロか、ほとんどない」と答えた成人男性は、日本が20カ国中ダントツだったのがその根拠らしい。
  

◍日本男子の自殺率は4060代男性が最も高く、同世代女性の2倍以上
◍日本男子の生涯未婚率は2030年までに30%ほどになると予想
◍今どきのオッサン世代は職場に縛られ、会社でがむしゃらに働かされ、居場所たる家庭や地域との接触は二の次「亭主元気で留守が良い」の結果、会社が唯一の居場所になってしまった。そして、その先には退職という現実が「孤独をつれて」待っている。

◍さらにwebは続きます。孤独対策とは人と交流すること。女性のようなおしゃべりや、仲良しグループの行動は不得手ではあるものの、ある程度の年齢までは独力で生きていける。だが老化により身体的、精神的に弱っていくのは避けられず、果ては孤独との向きあい。

以上は孤独を愛する平爺が言っているのではなく、半分以上ははwebからの寸借りです(笑)

◆オリンピックじゃないんだから、世界一を返上するには面倒でも外に出て人と交流すること。趣味の会、カルチャー教室、読書会、おしゃべり、ボランティア活動・・etc. これは平爺の言。

2018.04.26() 格差と貧困

武者小路実篤主宰、時給自足の理想郷を目ざして宮崎県に「新しき村」を開村したのは1918年、今から100年前とのことです。先日新しき村の現状などをラジオで聞きましたが、村の人口も減って存続が難しくなってきているようです。武者小路実篤でまず脳裏に浮かぶのは「仲良きことは美しきかな」のことばです。

◆放送の中で経済的格差拡大に触れていたのを思い出し、webで「格差」をキーワードに検索してみると 『日本国民の6人に1人は平均所得の半分以下で生活をしている。平均所得に満たない貧困層のうち、とりわけ深刻なのが子供の貧困』

昔は電話があり、テレビがあれば上級の暮らし。今はスマホやマイカーを持っていても豊かとは言えないのが実情。物差しも変わってきています。

◆『一億総中流』と言われたのは1970年台から。神武景気、岩戸景気に浮かれていた時代のことです。ベアは労組の要求とは関係なく、びっくりするほど上がりました。ごく普通のサラリーマンたちが豊かさを享受・実感し、夢と希望に溢れて遮二無二働いた時代でもありました。それがいっときの夢、砂上の楼閣とも気づかず永遠につづくものと錯覚していました。

◆「格差拡大」が問われて久しいが、あるサイトには以下のような記述が

経済成長は続いているが賃金の上昇はわずか、果実が平等に配分されていない。収入が増えない中で、貧しい人々は子供を産み、育てる意欲が薄れ、日本の人口は先行き減少傾向(-中略-)安倍政権の恩恵を最も受けているのは東京都民で、2016年度までの5年間で平均課税対象所得は7%増えた。一方、奈良県と香川県に住む約240万人の所得は減少。秋田県民の所得は47都道府県で最も低く東京の6割弱。
格差拡大への不満と弊害を懸念する声も強くなっている。とりわけ子どもの7人に1人が貧困という現実(-中略-)  富の片よりや集中は、決して良い結果はうまないし、国民の階層化による分裂・分断という由々しき事態にも(以下略)
《追記》 生活保護世帯数は  H7年-約60万 ⇒ H26年-約164  20年でほぼ3倍近くに増加、この数字にも格差拡大が浮かびます。

(今日の日記は、格差に関するいくつかのサイトを参照させていただきました)

2018.04.25(
) 『ねんねこ』

♪ねんねんころりよ・・

今年の冬は、妻がどこからか仕入れてきた「ねんねこ」を何回か使いました。子供の頃によく着た防寒用の綿入れはんてんのことです。
思い出します。昔は兄弟の上の子が下の子の守り役、赤ん坊を背中にくくりつけ、寒いときは綿入れの「ねんねこはんてん」で覆って隣り近所のワンパクたちと遊んだことを。

当時は兄弟姉妹が5人、6人は珍しくなく、平爺は6人兄弟の2番目で、弟妹のお守りをさせられました。赤ん坊をおぶ紐で背負い、飛んだり走ったり。赤ん坊は背中で頭を前後にグラグラ・・・。空身の子たちのように身軽に動けないので「平ぼうはダメ」と仲間に入れともらえないこともありました。

◆近ごろは、小学低学年の子が、赤子を背負ったりしている光景は皆無となりました。代わりに乳母車やカンガルーのようなダッコ紐スタイル。昔の赤ん坊は、母や兄・姉の背中で育ったと言っても過言ではなく、それなりに懐かしくも良き時代だったような気もします。

◍考えてみれば、“おんぶ”ほど赤ちゃんとのスキンシップが濃密な育てかたはないような気もします。このような光景が見られなくなったのは、ちょっと淋しい・・・・。以上は昭和前期生まれの感傷です。

2018.04.
24() 号外

今朝の朝日新聞の“朝日川柳iお見事な一句。
財務省事務次官のセクハラがらみの句。被害者の所属するテレビ朝日から抗議文を提出されたことについて問われた麻生財務相の発言。「もう少し大きな字で書いてもらった方が、見やすいなと思った程度に見ました」

老人性痴ほう症の気があるのではないかと疑われそう。

『字が小さく 漢字が読めぬ 財務相』 

麻生財務相の誤読実績の一部
  風満帆-じゅんぷうまんぽ   措置-しょち   破綻-はじょう
  頻繁-はんざつ   踏襲-ふしゅう  未曾有-みぞゆう・・・etc.



208.04.24() 老体の軟弱化

庭の隅っこで・・・・・今咲いています

◆昨朝は、町内会の児童登校安全見守り当番。am7.207.50、指定された場所に立ち、誘導旗を手に、道路横断の安全を見守るのが役目。当番は交代制で月1回、来年3月まで。児童数400人ほどの小学校です。

明るい声掛けを心がけ「おはよう」 「いってらっしゃい」 「君1年生、少しなれた?・・」
しっかり返事のできる子、恥ずかしそうな子、ぴょこんと頭を下げる子、下を向いて黙って通り過ぎる子、いろいろです。寒さの厳しい冬はきついと思いますが、これも子供たちのため。ちなみにこの小学校の通学事故は10何年ゼロとか。

◆21日登山の後遺症というと大げさですが、大腿四頭筋が張って痛い。登山や毎日の走り込みに精を出していた当時は。大腿四頭筋は固く盛り上がり、ハードな登山やフルマラソンの後でも張って痛むということは皆無でした。多分30年か40年ぶりの痛みだと思います。
日課のウォーキング程度では体の軟弱化は防げそうもありません(今月の1日平均ウォーキングは1時間55分ですが、身体的負荷は小さいのだと思まいす。)

今朝は痛みが軽くなってやれやれ・・・・・。

2018.04.23(
)  芭蕉――行く春や・・・

例年にないスピードで訪れた春。梅・桜・桃と咲き競った花も終わり、今は清楚に咲く白いリンゴの花が盛り。陽気は早々と夏模様。ふと脳裏をよぎるのは、高校の国語で習った奥の細道。

   行く春や 鳥啼き魚の 目は泪(なみだ)・・・芭蕉

◆奥の細道の冒頭の一節、とりわけ有名な《月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり》の一節。これだけは今も頭にこびりついています。
みちのくへの長旅に出る際、最初の千住の渡しで詠んだ句が『行く春や・・・』。深いところまでは読み通せませんが、それでもこれから始まる長旅への感傷のようなものが伝わってきます。

◆ちなみに芭蕉が訪れた奥の細道最北の地は、秋田県鳥海山(日本三百名山)の麓、象潟町の柑満寺。ここで詠んだ句が
  『象潟や 雨に西施が ねぶの花』  ❝西施❞は昔の中国の美人

鳥海山へ登った折に立ち寄りました。芭蕉がみちのくの旅に出たときから300年目を記念して、芭蕉ゆかりの各地では、さまざまな行事が行われていた年でした。この句は柑満寺の句碑で覚えた句です。
鳥海山を背にした象潟の美しくものどかな田園風景が、今でも脳裏に浮かびます。

◆東京・渋谷から夜行バスで出発、翌朝鳥海山へ登り、下山後象潟へ立ち寄り、その日の夜行バスで帰京という慌ただしい山旅でした。

≪鳥海山と象潟柑満寺の記録》⇒ http://www.joy.hi-ho.ne.jp/h-nebashi/sub1034.htm

2018.04.22(
) 相撲と女人禁制思想

緑が眩しい庭のもみじ・・・ハゴロモ?

先日、相撲地方巡業(舞鶴市)の土俵上で挨拶していた市長が突然倒れた。たまたま居合わせた看護師資格のある女性が土俵に上がって救助しようとした際「女性は土俵から下りてください」の放送に関して物議を醸しました。ところが、その後長野県内2カ所でも「女児」を排除していたと、新聞の地元版が報じていました。
相撲とは「神聖なもの?」 神聖とは何なんでしょうか。たとえば寺院のお堂や仏像、神社の神殿、キリスト教のチャペルや十字架・・・などは神聖かと思うのですが、女性が入ったり触れたりしても禁制破りでも何でもありません。
女性が穢れたものというなら、世界を男女別々にするしかない。

相撲とはいったい何でしょうか。失笑したくなるような現実離れした陳腐な世界?だったらついでに女性客も排除して見せないようにしたらいい・・・・と思ってしまいます。このような時代にマッチしないアナクロリズムを固持するなら、やがて相撲そのものが消滅するかもしれない。
【註】長野の場合は、小学低学年の女児2人~3人が総がかりで力士を倒そうとするアトラクションとのこと。

安倍強権政治が断末魔の声を上げ始めたように見えますが、どうでしょうか。

(19日の「大岩・碧岩」の山行記録をアップしました)


2018.04.21(
) 群馬県西上州の岩峰へ

碧岩

昨日はまさに夏空、群馬県南牧村の大岩(1133m)とその隣の碧山へ行ってきました。「登ってきた」と書かないのは、岩登りの素人には厳しく、いずれも最高点には立てなかった・・・と言うか、事故を案じて最後の岩場は登りきりませんでした。
スタート6時20分、休憩なし。下山11時35分・・・所要5時間15分。一昨年11月の圧迫骨折以来、久々の本格的山歩きでしが、かなり疲れました。登山報告は後日あらためて。

★この山行の目的は別にありました。
一昨年秋、ルートを見失い、下山した所にマイカーが見当たらない。どこを探していいのかわからない。困り果てていたとき、地元の親切な方が一緒に車を探して下さり、言葉もないほどありがたかったことがありしまた。もう一度じかにお礼を言いたくてその方の近くの大岩・碧山へ出かけたというわけです。
おかげさまで、あらためてお礼を言うことができました。
(そのときの様子は2017.11.4日の日記に記しています)

2018.04.20(
) 漢字

気の早いこと

お騒がせの財務省、今度はトップの福田事務次官がセクハラ問題で辞任。男として最も恥ずかしくもみっともない辞め方。安倍政治は完全に破たん、たまりにたまっていた膿が噴き出し、砂上の楼閣はいままさに音を立てて崩壊中・・・そんな映画のラストシーンを見ているようです。
新潟県知事も男子として面も上げられない情けない辞め方。日本の政治は弛緩の極み。建て直せるかどうか、日本は今こそ国民・選挙民の意識とその手に委ねられていると言って過言ではないかもしれません。


PCを使うようになってから約20年。悪筆の平爺は、ベンで文章を書くことはほとんどなし。特別なもの以外はすべてPC。おかげで漢字を忘れ、書けないことがしばしば。知っているはずなのにあれっ?「潤」はサンズイに門を書いて、その中に何を書くのだったのか思い出せない。

「碧」-王を書き、その右に?、下に石。右が何だったか・・・

たとえば 「挨拶」・・・漢字構成部品の配置にも迷うが、「挨拶」と「拶挨」、どちらを書いても、読む方は誤字に気づかず「あいさつ」と読んでくれる。 「疑」は四つの部品から出来ているが、その配置に迷う。そこで間違わない秘伝

挨拶は―「ムヤタ」  疑は-「ヒヤマ」 と覚えることはよく知られているところ。

◍櫻()――にかいのおんながきにかかる→女の上に貝が二つ(2階) それが「木」によりかかっている。
◍爪と瓜——「ツメ(爪)にツメ無く,ウリ(瓜)にツメ有り

それにしても漢字を次々と忘れるようになりました。高校生の頃、全校一斉、スピーカーで漢字能力テストが行われましたが、たいていトップクラスの出来だったような気がします(ホントカナ?)


2018.04.19(
) 格言

 
 夜明け・長閑に畑のたき火

平爺のPCハードディスクには、「格言」というファイルがあります。たぶんwebからのコピーでしょうが、こんなファイルをいつ作ったのか記憶にありません。何十とあるその格言のうち、気にかかったものをいくつか

◍稔るほど頭をたれる稲穂かな
気になるのは謙虚さを失くした政治家たち。中でも

・我こそ正義、すべて上から目線、まるで天下は俺のものという尊大な姿勢のあの方。それほど偉いのかな~?
・国会や委員会で、いつも口をひん曲げ、そっくり返っているあの方。見苦しく品のなさったらありゃしない。稔ったところもたまには見せてよ・・・。

・東大卒の秀才、省内出世競争に打ち勝った「エリート官僚」・・・おれほどできるやつはいないと信じている自信過剰型・・・井の中の蛙?日本は政治や官僚だけで動いているわけじゃないよ。

◍身から出たさび
俺の習った教科書には、こんな言葉はなかったぞ・・・偉いやつが偉いんだ、文句あっか・・・

◍馬の耳に 念仏
俺に説教する気か・・・おれほど偉い人間はいない・・・黙ってろ-。孤独だよね-。お友達はトランプと××学園の△△理事長だけ?

◍火のないところに煙は立たぬ
いい格言じゃない、あんたにぴったりだと思うがね・・・


2018.04.18(
) 『卯』

ハナモモ?

4月、陰暦では「卯月」、十二支の4番目にあたります。
❝ウツギ❞という植物が4月に花をつけることから、この月が ❝ウヅキ❞ となり、「卯」という漢字が充てられた?
春から初夏にかけて山を歩いていると、山間の渓流沿いなどによく見かける淡いピンクの花(タニウツギ)が目立ちます。

「卯の方角」と言えば東の方向。十二支の「卯年」は兎のこと。「う」がつくから「うさぎ」、どこかまゆつばくさいな~

ほかにも「うのはな」は豆腐の搾り粕「オカラ」、今でもあるようですが、平爺の頭に浮かぶのは、戦後食糧難のころひもじいお腹を満たすために食べた-食べさせられたと言う記憶。今は食べる気がしない。

先日の日記にも書きましたが、食品ロスと称して賞味期限の切れた食品が惜しげもなく捨てられていく。70年前、味もそっけもないまずいオカラを食べさせられた者にとっては、まさに隔世の感。

  ♪卯の花の 匂う垣根に ほととぎす 早も来鳴きて
  ♪忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

2018.04.17(火)  その2

◍一向に先の見えない政官がらみの疑惑。国民のストレスは溜まる一方。トップに立つ総理の言は・・・「私がやるべきことは原因の究明と、そうしたことが起きない体制を作ること・・・」と第三者的思考。
口とやることとは大違い。その姿は何とかもみ消しをと焦る姿にしか見えない。たとえは悪いが、泥棒の頭に「泥棒のない世の中をどうしたら作れるか、先頭に立って考え欲しい」と言っているように見える。国民とをつなぐ歯車は狂ったまま。

◍柳瀬総理秘書官国会招致・・・「参考人」ならいいが、虚偽答弁をすると偽証罪に問われる「証人喚問」はイヤだという。一点の曇りもないのなら、証人喚問に応じて晴れ晴れした方が良かろうが。イヤだと言うのは後ろめたいことがあるから・・・我々市民はそう思うのがあたり前。

汚れきった政治の中、楚々と咲く白いリンゴの花がひときわ美しく目に映ります。

2018.04.17() ゴミ問題・・・処理費用の増大と環境汚染

千曲川河川敷の桃畑

認知症介護施設のボラでときどき話題にするネタ。
♪すずめ すずめ お宿はどこだ・・・・我々年代ではみんな知っている昔話「舌切りスズメ」。浴衣をほどき、洗濯・糊張りしてしわをのばし、また浴衣に仕立て直して使う。その糊を舐めた雀の舌を切ってしまう話が「舌切り雀」。

◆認知症介護施設のお婆さんたちは物を大切にする時代を生きてきた方たち、「昔は物を大事にしたよね~・・・」というと懐かしそうに頷きます。
戦後、極端な物資不足の時代、倹約と工夫で生き抜いてきた体験者たちです。洗濯を何回か繰り返すと、布はやがてしょうがなくなり、オムツに転用、最後には雑巾となったりして役目を終わり、そこではじめてゴミになります。

◆我が家のゴミ出しは平爺の役割。ゴミ置き場にはまだ十分に使える品々が惜しげもなく出されています。モッタイナイ、モッタイナイ・・・と感じつつ、出す方も見る方も思考がその先へと進まない。
使い捨て文化もますます進化?その先に待っているのは・・・どうせいつかはあの世行き、考えるのは面倒、なるようにしかならないと言うことか。

2017年度県民一人当たりゴミの一日排出量(単位はg)・・・少ない順に

  ①長野 822  ②滋賀 831 ③熊本 843 ④京都 845 ⑤沖縄 854

1位長野は3年連続。長野県は「3010運動」発生の地(松本市)、それが全県に浸透しつつあるのかも。宴席では「最初の乾杯後30分は席を立たず食事に専念、終了10分前に全員自席に戻って残りを食べる」という簡単なルール。食べ残しが減りゴミも減るという仕組み。全国に広がるといいですね。

2018.04.16()地球号の未来は

(参照-http://www.og-cel.jp/search/1195842_16068.html)

資源・食料など、地球はどれだけの人口を支えられるののか?
国連は「20111031日に70億人目の赤ちゃんが生まれた」と発表。205093億人、2100年には101億人へと急増を予測。地球はこれだけの人口を抱えなくてはならなくなる。
果たして限界は? 仮に全人類が「米国並みの食生活」を享受すれば27.5億人、すでにその2.5倍にもなり、今でも人口過剰状態。

夜明けの千曲川 4/13日am5:32

◍耕地面積との関係
世界人口は年間8000万人ずつ増加している。現在の1人あたり農地面積0.23haを元に計算すると、毎年新たに必要な農地は1840haで、それは日本の面積の半分に相当する。2050(今から32年先)の推定人口93億人を養うには、現在の1.4倍にあたる21haの新たな農地が必要。ところが現実は、宅地や工場用地など非農地用途への転用、過剰耕作等による土壌劣化などで失われている農地も大きいと推定されている・・・とのこと。

◍食料のみならず、人間の営みによる資源や環境問題など課題は山積。来年、再来年の話ではないとは言え、こんな話を聞くと気が滅入ってきます。予想通り推移すれば100年先、「21世紀の人間はいったい何を考えていたのだろう」と言われかねないでしょう。今が良けりゃ~では 無責任すぎる

20万年ほど前に生まれた人類の祖先ホモ・サピエンス。ゆっくりゆっくりと進化してきた人類が、著しい速度で進化したのはごくごく最近のこと。果たして未来永劫に栄える人類でありつづけられるのか、はたまた人類終焉に向かって加速していくのか・・・・。
「科学の進歩はもうこのくらいでいいよ」と語った故菅原文太さんの言葉が思い出されます。

2018.04.15(
) 今月の門前掲示板

ウォーキングコース途中の寺院門前に毎月更新される掲示板。今月は

   人は 何かの役に 立つために
          生まれて くるのじゃないのです  祖父江文宏

正直な話、「なぜ自分は生まれて来たのだろう」とか「何のために生きているのだろう」などという哲学的な深い思索に陥った経験はありません。言ってみれば惰性で毎日毎日を送っている・・・としか言いようがありません。だからこそわが身を振り返ってこの言葉が何か気づかせてくれるのかもしれません。

◆人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり・・・幸若舞「敦盛」の一節。
能舞を好んだと言われる信長。その信長がらみのテレビなどでは、本能寺の変で最後に歌い舞う
 「人間わずか五十年流転のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり・・・」 の場面は印象的です。

「流転」とは・・・広辞苑によると
   ◍流れ移ること ◍移り変わること ◍仏教用語で、業(ごう)の結果として生と死を繰り返すこと

時代は移ろい、間もなく人生百年の時代と言われます。
(難しすぎて上っ面しか理解が及びません)

春雨じゃ濡れて行こう・・・そぼ降る小雨の中を1時間30分のウォーキングを終わり、5時40分帰宅。今日は長野マラソン、このまま小雨、気温が低めで推移すると、市民ランナーには自己記録更新のチャンス。14年前、67才の時に走った最後のフルマラソンがこの長野マラソンでした。その話はまた後日。選手用駐車場整理の係員の方と、しばらく立ち話をしてきました。

朝日新聞川柳 「言訳に 憶えていなと いう子増え」 兵庫・野々口直秀


2018.04.14() 月齢と年齢

◆先日、「ブルームーン」のことを書かせてもらいました。その後日談。

夜明けの遅い冬季は、足元も定かでない真っ暗い中でのウォーキング。草花や風景を楽しみながらとはいきません。連れはお星さまとお月さま。

去る3月31日のブルームーンを楽しみに、10日前から連日お月様をカメラにおさめてきました。その後も撮りつづけて4月6日まで。そして翌7日はついに雲が邪魔して月は顔を見せてくれませんでした。この間16日間お月さまを毎日カメラに収めました。つまり16日間も晴れが続いたということ。晴れていても月齢よっては月が出ない日もありますし、16日間も連続月見と言うのは珍しいことだと思いますがどうでしょうか。

(写真は4月6日am5:48の月です)


写真は落命ではなく「落花」です

◆厚労省が2015年長寿県別ランキングを発表。
 男 ①滋賀81.78 ②長野81.72 ③京都81.40 ④奈良81.36
 女 ①長野87.67 ②岡山87.67 ③島根87.64 ④滋賀87.57
   ☆ご参考までに最下位は男女とも青森県 男・78.67 女・85.93
     1位と最下位の差 男・3.11
            女・1.74
・・・この程度は誤差の範囲内?

男子1位は滋賀と長野が入れ替わり。その差は0.06才。日数にしたら3日か4日ほど早いか遅いかの差。こんなデータに意味があるのかな~厚労省はよほど暇?

さて長野に住む81才の平爺、すでに平均ラインの真上、良く生きたと思うべきか、それとも・・・?


2018.04.13(
)  春爛漫

桜は散り始めましたが、天下は花の春爛漫。日課のウォーキングも快適そのもの。暗い4時過ぎにスタート、30分も歩くと空が白みはじめ、足元も見えてきます。暑くも寒くもなく快適な1時間半~2時間弱の至福のひととき。さまざまな花たちは、田や畑の畦、堤防の土手や農業用水路のほとり。公園や民家の庭先・・・

この日記にはウォーキング中に撮った写真を貼ろうと心がけていますが、冬は被写体がなかなか見つかりません。今は写した花などがいっぱいで、選ぶのが難儀。。

昨年916日、ウォーキング連続千日を達成後も、一日も欠かさずに継続中。先月末で1193日なりました。続けたから何なの・・・?と言われようが、これは自己満足の世界。

◆「春眠暁を覚えず」、布団に入って読書、眠気がきたら消灯、睡眠体制へ。ここで平爺のおまじないは、般若心経を指でなぞり書きするか、漢字の扁(へん)か旁(つくり)を決めて出来るだけ該当する漢字を思い出して指で書く。ケモノ扁なら「猿・狐・犯・・・」15分ほどでたいてい夢路の人となります。

◆もう一つ欠かさないのは、ウォーキングあとのストレッチ体操と、午後は体を柔らかくするリハビリ運動。リハビリ運動は圧迫骨折後に始めました。持病気味の腰痛にも効果があるような気がします。

2018.04.12(
) 老害

菜の花

♪菜の花畠に入日薄れ 見わたす山の端は霞ふかし
♪春風そよふく空を見れば 夕月かかりてにおい淡し

誰しも知っている『朧月夜』。作詞者は「故郷」と同じ高野辰之。先日のボラでは、このほかに同じ作者の「春の小川」などを皆で歌ってきました。写真は千曲川堤防の菜の花です。

◆次から次へと汚水が湧き出るような日本の政治、いったいどうなっているの。機能不全に陥った感、一強がもたらした緊張感欠如ということか。

◆齢81才となった平爺、僻(ひが)むつもりではないが、とかくネガティブな眼差しでものを見てしまうのは致し方なし。昔は《役にも立たない年寄りが、食べるだけは一人前》なんて皮肉って「ごくつぶし(穀潰し)」というひどい言いかたがありました。あまりにも可哀想、今は耳にしませんが。

◆広辞苑の「老害」・・・《老人による害。硬直した考え方の高齢者が、影響力を持ち続け、組織の活力が失われること》
老いに気づかず(気にもとめず)、若手の活躍を妨げて生ずる害悪。長老風を吹かすのは町内会のジジイだけではなく、政治の世界にも通じはしないか。地盤・看板・カバンを二代、三代にわたって引き継ぐ世襲議員にも「老害」に通じる害があるのではないか。

◆我が国の国政が旧態依然として変わらないのは、世襲が大きなネックかもしれない。何と国会議員は4分の1が世襲。ここ30年、首相経験者18人のうち、父親が国会議員だったのは9人もいるという。手垢のつかない議員でないと新しい政治は無理かもしれない。そのためには有権者の政治意識改革こそが鍵だと思うのですが。

◆ちなみに世界に目をやると、日本ほど世襲率が高い国は珍しいらしい。議会制先進国のお手本英国の下院は地盤を引き継ぐという文化がなく、世襲はほとんどないという。うらやましい・・・・
参照https://www.j-cast.com/2014/12/12223016.html?p=all

2018.04.11() シビリアン・コントロール=文民統制

シバザクラ

防衛省の日報隠蔽問題が発覚、文民統制の重要性は森友や加計疑惑の比ではない。防衛省、政府のかかわりのある上層部や指導者は万死に値するほどの大事件だと思います。
朝日新聞のキーワード解説で「文民統制」をもう一度復習しました。

《民主主義国では政治が軍事に優先する原則の下、政治が実力集団の軍を統制するシステムがとられている。日本では、戦前に「天皇の統帥権」を名目に軍部が独走した反省から、国会と内閣による統制に加え、防衛庁の中でも旧内務官僚を中心とした内局による統制の仕組みが作られた。内局の文官(軍服組に対する背広組意)の幹部が「防衛参事官」として長官(大臣)を補佐し、自衛官(制服組)を統制するシステム。この日本型の「文官統制」は旧防衛庁から防衛省に昇格した現在も変わっていない》

◆かつて、軍部(制服組)が政治を支配、天皇制を利用して暴走。その結果あの悲惨な太平洋戦争へと突き進み、歴史上未曾有の辛酸を国民に舐めさせてしまった。その反省の下にできた仕組みが「文民統制」。 この戦争による死者は、日本人たけで軍関係230万人、一般人80万人とのことです。日本人以外も加えたら膨大な数になります。

その文民統制が機能しなかったと思われる今回の日報隠蔽問題、これはまさに暴走、シビリアンコントロールが機能していなかった結果招いた事件と言えそうです。
森友事件も重要ですか、それより遥かに重要かつ危険をはらんだ問題だと平爺は思っています。
実態を究明し、防衛省を糺すのも必要だが、もう一度原点に立ち戻って文民統制の意義、大切さを国民も頭に叩き込み、これゅ許さないという姿勢こそ大事だと思います。


2018.04.10() オスプレイ横田基地配備

桜花爛漫-長野市営運動公園(4月9日)

季語「桜」で最も知られる俳句と言えば 芭蕉のこの句でしょうか?
   
  『花の雲  鐘は上野か  浅草か』 

◆米軍のオスプレイが大都会に位置する横田米軍基地に配備されることになり、先日到着したとの報道がありました。事故多発で問題のオスプレイ、メディアは周辺住民の不安な声を拾っていました。


◆以前読んだ集英社刊「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」の中に横田基地の記述のあったことを思い出し、その箇所を再読して見ました。


◆『横田空域』というものがあって、その空域は米軍の管制下にあり、日本国土の空でありながら日本の飛行機は自由に飛ぶことができない。戦後70年もたつのにこうした状況にあることを知りました。

日本の飛行機がすべて飛べないわけではありませんが、飛べる空域(高度)が制限されていて、その範囲外は米軍の許可が都度必要ということのようです。

戦争状態にあるわけでもないのに、米軍機は自由に飛べて日本の飛行機が日本の空を自由に飛べない。誰が考えてもおかしな話だと思いませんか?大都会・住宅密集地で事故のないことを祈るばかりです。

追記-戦後の日本は連合国による被占領状態でした。占領下では仕方なかったと言えますが、占領から解放され、独立国家となった今も、米軍機は日本の上空をなんの制約も受けずに飛ぶ権利を持ち続けているということです。
(前出の書と、いくつかのwebを参考にしました。誤りがあったらご勘弁ください)


2018.04.09(
) 三春

いつもより10日も早く桜満開か・・・と思っていた矢先の一昨日。暴風並みの強い風。花を堪能することなく風に散っておしまいか・・・。

 
 4/8日 梅 4/8 桃  4/9 桜

昨朝いつものとおり早朝ウォーキング。雪がちらちら舞っている。案じた桜花はまったく散っていない。そして今朝も雪がチラチラ・・・あの風の中をよく耐えてまさに満開、見ごろとなっています。
当地では梅が散りはじめ、あとを追って桃が咲き、そして桜は今満開。

春を忘れずに咲く花を見ていてふと浮かんだのは
  菅原道真の『東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花、主(あるじ)なしとて春を忘るな』

平爺の頭の中の「三春」はこの三つが同時に花開くとき。まさに今が『平爺の三春』です。
三つ同時に見られるのは寒い地方だけかもしれません。滝桜で知られる福島県三春町もそうした景観が楽しめるのではないでしょうか。杏も加えたいのですが、そうすると四春になってしまいます。

◆広辞苑で『三春』を引くと
  ◍みはる・・・・・ 睦月・如月・弥生。すなわち旧暦の正月、二月、三月の称。

   ◍さんしゅん・・・ 春季の3ヶ月、初春・仲春・季春(晩春)の称。三回の春、三ケ年

2017.04.08(日) 花まつり・お釈迦様生誕の日

レンゲソウ タンポポ

今日はお釈迦様生誕の日「花まつり」、知らない人が多いと思かもしれません。この日記には毎年同じことを書いています。日本人の多くは死んだときだけお世話になるだけ。

◆片や信仰関係なしで猫も杓子もX'masにバカ騒ぎという不思議な国日本。12月25日がキリスト生誕を知らない人はいないし、クリスチャンでもないのに牧師がBibleを持ち、新郎新婦はキリストに永遠の愛を誓う日本珍風景。

◆仏様からのお呼びもそう遠くないわが身、せめて今日は心をこめて般若心経を唱えることにします。
今朝のNHKラジオ。「マークスの山」などで知られる小説家高村薫さんの話。その中で「死ぬときまで生きる」という言葉。あまりにも単刀直入で戸惑ってしまうが妙に納得してしまいました。


!! 田舎育ちの平爺は、野や田に咲く「スミレ・タンポポ・レンゲソウ」が頭に浮かびます。ウォーキングをしながら探しましたがスミレは見つかりませんでした。

2018.04.07() 時代遅れの女性蔑視思想

相撲に無関心の平爺は、相撲の話題が出ても相手になれず困ることがあります。
お好きな方には申し訳ないですが「何が面白いの?」→これは冗談と思ってください。

そうは言っても長い歴史を持つ日本古来の文化、それはそれで存在意味はあると思っています。

ツクシ誰の子 スギナの子

昨日のテレビや今朝の新聞は、地方巡業の土俵上で挨拶中の舞鶴市長が突然意識を失って倒れた、クモ膜下出血の疑いも・・・観衆の婦人-看護師がことの重大性を察知、間髪を入れず土俵にかけ上がって蘇生手当てにあたったところ「女性は土俵から下りるように」という勧告放送が何回か流れたという。

世間のみならず平爺も唖然、近ごろ相撲界の不祥事が多発、一般社会とは隔絶した倫理・価値観で動いいている世界。第三者がとやかく口を出すことではないと思いつつも、時代と遊離したその異常さは気になります。
同じ伝統を重んじる歌舞伎や文楽、謡曲などとは異質のようです。日本人の横綱が産まれないのも、時代適合を無視している頑なさ故か。このままでしは相撲文化は先細りが続くのではないでしようか。

◆「女人禁制」だった下記の山も、登山ブームと相まって今は自由に登ることができるようになりました。
     富士山 - 立山 -白山 -比叡山 -御嶽山 - 高野山 -出羽三山 -石鎚山 etc.
今も頑なに女人禁制を維持しているのは、奈良県大峰山系の山上ヶ岳(奈良県)ですが、解禁運動がつづいています。

相撲を文化として残したいのなら、女は穢れたものという蔑視、男尊女卑思想の残滓のような考えを改めることが必須かと思います。

2018.04.06(
) こんがらかる勘、感、観

淡い緑の柳が、なびくように揺れています。気持ちの良い朝のウォーキングでした。
  《やわらかに 柳あをめる 北上の 
      岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに-啄木》

昨日の日記で「感」・「勘」という漢字を使いました。あの使い方で正しかったのか?頭脳不明晰の平爺は「感」・「勘」の使い方でよく戸惑います。「動」など、熟語の一文字として使うときは比較的分かりやすいのですが、一字で使うときは迷うことも多々。

「平爺のとしてはorとしては、安倍強権政治もついに末路へ・・・この場合は感と勘、どっちが正しいのでしょうか。悩みに終止符をうとうと思って広辞苑を。

【感】-ものごとに触れて心を動かすこと。思いが起こること。きもち。
   「異様なを与える」、「隔世のがある」、「極まる」etc.

【勘】-直観、第六感、

   ************************************

これだけの説明だとイマイチ判然としないので次にweb検索。
【感】 ・ある種の判断を伴った印象、感動、感嘆
    ・意志と関係なく、何かの香りを認識すれば「香りを感じる」となる
【勘】 勘が当たる――直感的に感じ取ったり判断したりする心の働き
【観】 景観-見た目に感じられる様子

*********************************

「感」「勘」の意味や使い方。
  【感】-何かをかんじて  •心が動くこと  •心にひびくことetc.
  【勘】-物事を直感的に感じ取る能力

あっという間に桜満開 - 4/6夜明け 

◍Wordで「ちょっかん」を変換すると「直感」や「直観」などがあり、以下の説明があります。
  直観・・・直接に本質を見抜く
  直感・・・瞬間的に感じとる

◍さらにwebで調べると直感は 推理を用いず直接的に対象をとらえること

(だんだん難しくなってきたぞ)

 ≪勘が鈍る―感が鈍る≫ ≪勘があたる―感があたる≫ ≪直勘-直感≫ ≪価値観-価値感≫・・・どちらも実際に使われているが、何が違うかというと・・・ア~、ますますこんがらかってきた、もうここでやめ。どの字を使うかはそのときの気分で決めます(笑)

2018.04.05() 証言拒否から2週間

昨朝は欠け始めた月を見上げながらのウォーキング、am4:05~6:10-2時間5分。月の真下に輝く星は木星?

森友学園疑惑にかかる佐川元局長の証人喚問から2週間近く。
その後もマスコミはさまざまな角度からこの件を追っているようですが、肝心の国会就中与党の対応は口では徹底究明と言いながら言行齟齬「何とか傷を浅く、一刻も早い幕引きを」という姿勢ばかり目立ち、変化はないようです。野党が弱小過ぎる感あり。
識者の一致した見方は「佐川局長の一存だけでやるはずはない」明らかにすべきは「誰が何のために」。

素人考えですが「局長は何を守りたいのか、そこが分からない」ということへの不信とストレス。公僕として上り詰めた佐川前財務局長は一人で泥をかぶるつもりなのだろうか。公僕の長たる者の証言拒否はあまりにも無責任。国民のもやもや感やストレスはくすぶったまま。

くどいが、国民の知りたいのは「改竄は何のために、誰のために」そして「誰がやったのか」ということの真相。
根拠は無くても国民の「勘」は改竄の裏側にあるものを何となく見透かしているのではないでしょうか。政治家も官僚も、もう少し潔くあってほしいものです。 

当事者たちの守りたいのは組織か、民主主義か、国家か・・・それとも政府要人たちの自己保身か。多くの国民が真相の明かされるのを首を長くして待っています。

2018.04.04(
) 『羊と鋼の森』を読んで

昨日、長野市も桜が開花。統計をとりはじめてから最も早いとのこと。

◆3
カ月ほど前だと思いますが、『全国書店員が選んだいちばん売りたい本 2016年本屋大賞1位』という新聞の書籍広告を目にして購読したのが『羊と鋼の森』。
読後感は大変爽やか、文体も灰汁(あく)がなくて素直で心地よく、登場人物も人柄がにじみ出る、所謂良い人ばかりで癒される。読み終わるのが惜しくて、ゆっくりゆっくり味わいながらの読了でした。
ここ2、3年で読んだうち、いちばん爽やかな気持ちにさせてくれた本のような気がします。これが映画化されたらしい。ぜひとも観に行かなくては。
平爺には文学鑑賞力はありませんが、心の癒しにつながる本とか、生きる肥し(こやし)になるような本が読めればと思っています。

◆昨年の国会でもめた自衛隊のイラク派遣問題。「事実上は派遣できないはずの戦地派遣ではなかったのか、現地からの日報を出せ」との野党追及に対して、政府と自衛隊は証明できる陸自日報は「存在しない」と強弁してきた経緯がある。それが見つかったというニュース。1万何千ページに及ぶ日報。書庫の奥とか、何かの間に挟まっていて見落としたという量ではない。これは明らかに都合が悪いための「隠蔽」と見るのは当たり前。
シビリアンコントロールが全く機能していないどころか、政軍一体と言うゆゆしき事態。森友隠蔽事件よりはるかに重い事件ではないかと思います。安倍政権とはったい何だろう・・・と思わずにはいられません。。

20178.04.03(
) ついていけない今様ことば・・・「かな」と「とか」

蕾・長野市桜の見頃は中旬以降?

長野市内の桜も、蕾のピンクがはっきりしてきました。例年より早い開花となりそうです。(写真は4月1日)

近ごろ、会話の中の『かな』と『とか』の使い方が気になります。

◍『かな』
AB、どっちが良いかな・・・」と疑問や決めかねる場合によく使いますが、今様の使い方は「このデザイン良いかなと思います」とか「花見は面白しいかなと思います」と使われると、古い人間にはどこか違和感を覚えます。気持ちの揺らぎを表現したいのかもしれません。どっちにしてもあいまいでよくわかりません。

◍『とか』
店に入って「アイスクリームとかありますか」
というと、アイスクリームも含めてほかの品物も欲しいのかと思うとそうではない。買いたいのはアイスクリームだけ。だったら「アイスリームありますか?」と言えばいいような気がします。

◆言葉は生きていると言われますが、そのうちに年寄りは「それ何語?」と思う時代が来るかも・・・心配ご無用、それまでは生きていませんから-(笑)-


2018.04.02()  ブルームーン 見ることができましたか

昨年の12月4日は、月が地球に最も近づくスーパームーンでしたが、今度の天体ショーはブルームーン。

3/23  pm18.39 3/24  pm20.20 3/25 pm ? 3/26 pm20.50 3/27 pm18.51 3/28 pm19.02 3/29 pm20.46

◆一昨日(3/31)ブルームーン。ご覧になりましたでしょうか。。全国的に好天に恵まれ絶好の月見日和だったようです。
楽しみにしていた平爺も、31日未明の月と西の山に沈む月、そして夜が来ると中天に煌々と照る月、しっかりと眺めることができました。

 
 ブルームーン
    3/31 am4.58    3/31 pm20:52

◆ブルームーンと言っても「♪月がとっても青いから」とは関係ありません。
一ケ月に2回満月があり、その2回目の満月のこと。つまり1回目は月初の一日か二日、二回目は三十日か三十一日が満月。今年は幸運にも1月と3月の2回もフルームーンがある珍しい年で、次に見られるのは11年も先になるそうです。
フルムーンを見られた方には幸運が訪れるとの言い伝え。良かったですね。

◍近年ブルームーンのあったのは
 1996/07 1999/04 2001/12 2004/08 2007/06   2010/01 2010/03 2012/08 2015/07



2018.04.01() エイプリルフール

咲いて一りんほんに一りん  山頭火

エイプリルフール・・・webの語源由来辞典-『フランスでは新年を41日として祭りを開催していたが、1564年にフランス国王シャルル9世によって、11日を新年とするグレゴリオ暦が採用され、それに反発した人々が41日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎをするようになり、エイプリルフールの風習になったというものである』

◆最近、日にちと曜日がこんがらかることがよくあります。ゴミの収集日が曜日確認の拠り所。火曜は可燃ごみとプラ、金曜は可燃ごみと枝葉、土曜は空き缶・紙・ビンなど。ゴミ出しは平爺の役目、これを平爺から取り上げたら曜日認識が崩壊すると思います。いよいよ認知症の始まりのようです・・・悪い冗談でありますように。

◆今朝テレビのスイッチを入れると、各局一斉に臨時ニュース。あわただしさが伝わってきます。アナウンサーの興奮気味の音声とともに字幕には「内閣総辞職」  おお、ついに・・・・国民をなめたらあかん・・・。
あの証人喚問の様子を見ていて、もう時間の問題だと思っていた。(これが正夢ならいいのですが)


【昨日のクイズの答え】
◍祭り-京都祇園祭・大坂天神祭・神田明神祭
◍うどん―讃岐(香川) 稲庭うどん(秋田) 五島(長崎)・水沢(群馬)・氷見(石川)
◍花火―― 秋田県大曲 茨木県土浦市 新潟県長岡市
◍奇祭――吉田火祭り なまはげ柴灯祭 諏訪御柱祭
◍車窓-―根室本線新田駅付近 篠ノ井線姨捨駅 肥薩線矢岳駅付近

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