東川和正 天目陶芸の世界 輝きと錆陶

トップページ陶彫の館錆陶花器の館茶碗の館食の館和の館洋の館遊の館 個展の館ご案内の館やきもの徒然自己紹介の館展示室の館リンクの館




〜 やきもの徒然  おもいつくまま 


7月か・・・・

2006/7/1 記




時を無駄にしているような、そんな気持ちに・・・
技術的にクリアーできた部分も多く、永年壁に感じた所もすこし登れたはずなのに。
なぜか・・・
この雨で、気分が優れないこととしておこう。

新しい試みが出来そうな7月だから。



梅雨


2006/6/21 


今年も、あっという間に半分経過。
振り返ってみると、一体何が出来たであろうと疑心暗鬼に陥ってしまう。

あぜ道に咲くアザミ、何気ないのに完璧な美しさ。
所詮これを求めても、手の出しようがない。

泥臭く、悶々と制作していくしか方法はないようだ。
滲み出してくる何かを待つしか・・・




「展示 at がれりありあり」


2006/5/19 


がれりありありの展示準備、ほぼ終了。

金属、それも切り屑とのコラボ。
思いの外相性よく、大いに可能性を感じる。
今回初めての出会いだが、さほどの違和感は感じない。

もうしばらく、付き合ってみたい素材である。




「いわき小名浜で作陶展」

2006/5/10 記



僕の人生に大きな影響を与えていただいた方の生まれ故郷。
何年か前の夏ごろ電話いただき「いわきで個展やってくれねえか?」と、東北弁で。
もちろん久しぶりの再開の機会を得たので、すぐさまOK,5月ということで・・・。

個展の準備も出来上がった頃、連絡いただく。
知人より「A氏、死亡と・・・・」
頭の中、真っ白に。
連絡いただいた頃はがんの末期症状が顕著なようであった。
しかし、電話の向こうの声は微塵もそのような状態を感じさせなかった。

お会いできなかった事が悔しい上に、作品を見ていただけなかった思いが、今も心に残る。

また、来ました・・・と。
いつもの、辛い時間。





朝陽を浴びて」

2006/5/3 記


ガラス越しに日が差し、思わぬ光景に。

光と影。



「道標」


2006/4/28 


所謂、デジタルの温度計で窯の中の温度は、リアルタイムに正確に1度単位で把握できる。
しかしながらである・・・・
もうひとつ、窯を焚くのに大切な道標がある。
「炎」。
1200度近辺での窯から出てくる「炎」の様子。
写真ほど白くはないが、ほぼこんな様子。
この「炎」が、窯の中の様子を伝えてくれる。

写真のようにまっすぐ伸びる時、もっと勢いよくちぎれるような炎の時、揺らぐような時。
すべて、状態が違う。
こうして伝えられてくる道標を正しく理解できるか・・・

精神状態が問題である。
不安になり自信がなくなってくる。

揺らぐ炎を見てる心のほうがもっと揺らいでいる。
ここが一番辛い所。





メタルダストの彷徨
がれりありあり

2006/4/21 記




メタルダスト。
金属加工の時に出る切り屑、チタン、アルミ、真鍮、その他滅多に出会えない合金たち・・・

この切り屑たちとのコラボレーション。
提案したのは、ギャラリーオーナー通称マチルダ。
どんな展開になるか楽しみである。

産業廃棄物とはいいがたい質感と存在感。
お互いの潜在能力引き出せればと思う。
いい出会いはできた。
さて、本番は・・・




忘れられた椿
2006/4/14 


椿を撮るには、時期が遅すぎた。
桜に押され、忘れられ・・・・


自然の美しさ
どうがんばっても太刀打ちできない。
当然だが



サンフランシスコ日米会

2006・4

僕の禾目天目茶碗が海を渡った。
サンフランシスコ日米会。
携えて渡っていただいた方は、中澤仁さん。
SAROUD http://www.saroad.jp/ を主催されている。
利休忌と移民100周年を記念して、この催しに中澤さんは茶人として参画された。

茶会では僕の天目茶碗を使っていただき、お話に依れば大変好評を得たようで・・・。
日本人の方のみならず、向こうの方にも気に入っていただいたようでうれしいかぎり。
その様子は、直接アメリカから電話いただいた。
あまりの好評との事で、僕も少しは応えなくてはと中澤さんを通じて、この茶碗を日米会に寄贈させていただいた。
ご丁寧にも、この件を書類にして送っていただいた。
これから、この茶碗が割れるまでこの地でいろんな方に使っていただけると思うと、感無量である。

何年か前、ぼくも加州サンタクルーズで作陶展を開き、なんとなく名誉市民になっている。
先入観の無い方に、素直な感覚で見ていただけるのは有意義で大切な事と肌で感じている。

これからどんな展開になるのか楽しみである。










Copyright © 2000 Kazumasa Unokawa, All Rights Reserved