
| 気胸とは、何らかの原因で肺に穴があき、 肺の中の空気が胸膜と肺の間に漏れその空気によって肺が押されしぼんでしまう病気です。 いまいちピンと来ない方は『肺のパンク』と想像して下さい。 つまり、肺が『パンクしたタイヤ』状態になってしまうのです。 気胸には大きくわけて三つの種類があります。 ・自然気胸・・・・成長バランスの乱れや喫煙のため肺嚢胞 (肺表面に出来る小さい風船状の物体でブラと言われている。) が出来て、そこに穴があく気胸。 ・外傷性気胸・・・胸部の強打等によって肺に穴があく気胸 。 ・二次性気胸・・・肺気腫や子宮内膜症によって肺に穴があく気胸。 月経随伴性気胸もこのパターンにあてはまります。 気胸は再発率が高いというのが特徴で、手術してブラを取り除かない場合、2回目は50%の確率で再発、 3回目は50〜70%の確率で再発するそうです。 |
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| 一般的に自然気胸に成りやすい人は「背が高くて痩せている10代〜20代男性」 といわていますが、当てはまらない人でもなります。(ちなみに私は当てはまりません) ちなみに月経随伴性気胸は女性のみ発病します。 外傷性気胸や二次性気胸の原因はある程度分かるのですが、自然気胸に関しては 正直なところ発生のメカニズムが分かっいないそうです。(医者がそう言っていた) 成長バランスや喫煙、排気ガス等々いろいろな説があるのですが、これだ!と言える原因はないそうです。 ただし、医者から喫煙はやめるように言われましたのでこれを期にタバコはやめました。 |
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| ・2〜3日安静にする。 軽症の場合はこれで穴がふさがります。 ・ドレーン それでも痛みが取れない場合は破れた穴から漏れた空気を抜いて肺を膨らませます。 鎖骨から7,8cm下、または脇の下にだいたい1cm程の切開をし、胸腔にドレーンと言う管を挿入します。 そして、吸引機で空気を吸い出し肺が膨らむのを待ちます。(約一週間入院します) ドレーン治療のみで完治した場合、気胸再発率は50%以上と言われています。 ・内視鏡手術 ドレーン治療で肺が膨らまない時や再発が度重なる場合は外科的な処置(内視鏡手術)をします。 胸に約1,2cm程の穴を3個開け、ブラを切除し患部をチタンのホッチキスのようなものでとめます。 開胸手術よりも痛みが少なく、退院までの日数も少ない(約二週間)です。 ブラを切除するので再発率は5〜10%と言われています。 ・開胸手術 一昔前は気胸の手術は開胸手術が主流だったようです。 内視鏡による手術はどうしても死角が出来てしまいブラの切除を完璧に出来ない場合もありますが、 直接医師が肺にメスを入れるので、ブラの切除がほぼ完璧に出来ます。 術跡は結構痛むらしいですが、再発率は内視鏡手術よりも低いそうです。 ・癒着治療 血液や薬を用いて胸膜に炎症を起こさせ肺をくっつける方法です。 再発率を下げることは出来ますが、結構痛いらしいです。 また、変なふうにくっついてしまったり、再発した時、手術をするのが難しくなります。 |
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| 初めての気胸〜一回目の入院 再発〜二回目の入院 1年後の再発、そして手術〜3回目の入院 今後の気胸対策 |