JIVE LIVE 2008
2008.6.10.Tue.
at STB 139
【 第ニ部 】
「お客さんのためじゃくて、俺らのための休憩だから…」なんて言っていた割には、意外に早くメンバー登場。今度の4人には麻弥ちゃんと交代したサポート・松田レレさんの姿が。
位置につくやゴスペル調のアカペラ『One For Me』で会場の空気が一気に引き締まる。
おそろいのライトブラウンのスーツでぴしっと決めている4人。「昔こういう格好をしていた時期があるけれど、当時の衣装は残念ながらサイズが合わないので(笑)今回のためにこしらえた」そう。
「英語の歌詞もたくさん出て来てカバー曲かと思うかもしれませんが、自分達で一生懸命考えたものです。」 第二部は、男性4人という昔の形態で数々のオリジナルを披露して下さるらしい。この形態を、現JIVEと区別するべく「メンズJIVE」なんて呼ぶ前ちゃん。「今のJIVEももちろんいいけれど、男4人のJIVEもなかなかいいんですよ…」と、うれしいお言葉♪
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『My girl My girl』 『Friend』懐かしい。『Friend』は、相変わらず内海さんのリードに引き込まれてしまうのだ。『Honeybee』は、映画「ロッキー」でのワンシーンから、早朝の街角で焚き火を囲んで暖を取る人たちをイメージしたんだそう。こんなエピソードは初耳。
「自分たちのオリジナル曲が、初めてCMソングとして起用された」という記念すべき『You're my Angel』。当時高橋さんのリードだった部分は前田さんが、後半は当時のまま内海さん。この曲はね、やっぱり特別な思いがある。作品としても聴き応えあるし、なんと言ってもハーモニーが気持ちいいんだ(^^)。
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前ちゃんは最近、深川座でやった昔のライブビデオを見たそう。相当おもしろかったようで、楽しそうに話してくれる。そんな中 突然黙り込んでしまった前ちゃん。気になって文ちゃんが声をかけると、「今、急に思い出して…」と感慨深げに返答。どうもそのライブでのMCが印象深かったとか。前ちゃんはビデオの中でこんなこと言ってたそう。
〜 JIVEが黒人になってる夢を見た。一番似合ってたのが内海! 〜
あのぅ…とっても受けるんですけど…(^^;;)。
同じビデオを文ちゃんも見たようだけど、「MCは飛ばして見た」って。立場が変われば視点も全く違うんだね。
さて、そろそろ次の曲を紹介。なんと文ちゃんがTOKIOの歌った『宙船』を披露してくれるというの。ことの発端は、宙船のデモ(歌の見本)を宮下さんが歌ったことから。TOKIOがレコーディングした宙船は、リードの長瀬くんが文ちゃんのデモそっくりに歌っているそうで、作った中島みゆきさんも驚いて、ひとしきり文ちゃんと盛り上がったとか^^。その後2007年のみゆきさんのツアーで「文さんに歌ってほしい」とオファーが来て、全国10万人の前で歌って来たんだって!!
(ちなみに私はこの日のJIVEライブより前に、みゆきさんツアーの『宙船』を動画配信で見てました。文ちゃんが歌ってるのを初めて見て、「長瀬くんのものまね入ってるよ〜そっくり〜!うまーい^^」と思ったんだもんねっ。実際は長瀬くんのほうがものまねしてたんだなぁ(笑)。歌の1番は宮下さん、2番からはみゆきさんが歌ってます。)
ステージには文ちゃんひとり。バックバンドの「国分くん」、「松岡くん」、「城島くん」、「山口くん」とひとりひとり呼びかけてから演奏開始。見事に歌い切ってました!
宙船終了と同時に次の曲のイントロが…。超有名なトランペットのフレーズで始まったのは、もちろんスタイリスティックス!前田さん、内海さん、レレさんの3人が演奏に合わせて次々登場するのだけれど、みんな アフロ を被ってる(笑)。特にレレさん、先の2人よりも特別に大きなアフロだよう…(巨大な逆三角形、メントスのCMみたいな・笑) そのレレさん、まるでウエイターさんのように慣れた手つきで片手にお皿。お皿の上にはアフロ!(宮下さんの分ね^^) 長いイントロの間に文ちゃんもアフロを被って、4人でソウル・スタンダード(『Can't give you anything』)歌唱。
リードボーカルは宮下さんのオールファルセット、もちろん4人はダンスしながらのハーモニー。2番の最中に、前田さん何か し始めた。気がついたらスプレー缶を噴射してるの。自分のジャケットを片方めくったりしながら結構のりのり。前ちゃんに気を取られていたところに、文ちゃんのボーカルが滑り込む。〜♪キャン ギブユー ギャーツビ〜♪ !? CMソング!!??
ふと冷静になって考えてみた。…ということは、前ちゃんってば、キムタク気取り!?
(ココリコ・ミラクルタイプ風表現にしてみました ^0^)
そして…このCMはJIVEがやっていたの??知らなかったよ〜〜 (…と思ったけれど、実際はJIVEではないそうです)。
曲終了間近、4人は中央へ寄ってポーズを決めた。と思いきや、巨大アフロのレレさんが すぱっとつんつるてんに!! 文ちゃんにアフロを引き抜かれちゃったのだ。そこに前ちゃん、スプレー噴射〜〜。
もうー完全にやられちゃったね。客席は完敗!と言うしかないよ。ずっと高レベルで推移していた笑いの針が目盛りオーバー。さすがに壊れた〜(~c~;)
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さてと、深呼吸をして気持ちを切り替えましょう。
『Stay』は三拍子の英語詞スローバラード。しっとり うっとり。うっちゃんのリードボーカルに酔えます。
ラストはアルバム「PUMP IT UP」から『Take me to the power』。結構ハードだよね。リードは宮下さん。サビのところでちょっとした振りがつく。手を頭の後ろから持ってきて、頭上で軽く窓ガラスの雑巾がけを2〜3回。ん?この振り付け何か見たことある。当時(CD発売以降)、ライブ(というよりはイベント)に1〜2回しか行けなかったというのに…。その時の記憶なのだろうか?謎〜〜
【 アンコール 】
これで終了だなんて、会場は納得するわけない。拍手に応えて登場のJIVEは、麻弥ちゃんとメンズのレレさんも合わせての5人。
レレさんという逸材を得て、JIVEは完全に復活を果たした気がするのですけど。今後のことも考えての「メンバー いつ死んでもいいように、オーディションを随時受け付けてます!」って発言も冗談には見えないなぁ(JIVEは永遠に続くんだ〜^^)。
レレさんは二十歳の時に上京して、初めて見たのがJIVEのライブだったって。渋谷ライブインっていうとちょうど今回の「メンズ」真っ盛りの頃ね。こう見えて?メンバーとは随分年齢が離れてるってことがわかった。
ココリコ・ミラクルタイプに何度か出演したのは、レレさんからのお誘いなんだって。出演するかどうかは、個々のメンバーにまかされていたそうだけど、一番最初に「出たい!」と返事したのが内海さんだって(笑)。(なんで「(笑)」なのかって?だって一番出たくなさそうなんだもーん。) そんな話もありつつ、
レレさんは挨拶して舞台を離れ、現JIVE4人の演奏に。
熱唱系の『Heart's desire』に続けて『Lovin' you』。麻弥ちゃんのリードはやっぱ素敵だわ。芯があってしゃきっとしてて。その下から重なる内海さんの甘い声もまたいいんだ^^。
前ちゃん作詞、文ちゃんと麻弥ちゃんで曲を作ったという『星空へのメッセージ』は、麻弥ちゃん・文ちゃんふたりのユニゾンによるパワフルなボーカル。ちょこっとEarth, Wind, and Fireを意識したと思われるアレンジ。(実はこの曲、B-Wishで1990年リリース済。)
そして最後に繊細な作品が。(JIVEのライブはパワフルのあと繊細ってパターンがもしかして多いのかな?でもめりはりが効いてていいと思いまーす。) 『Fly me to the moon』のアカペラ。例によって前ちゃんは「携帯切らなきゃ〜〜」って、すっかりギャグになってます^^。
JIVEのハーモニーはぼやけることがない。聴いてると幸せな気持ちになる。
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舞台のほうから、こまごまと絶え間なく笑いの素を振りまいてくれてる(^^)のがひしひしと伝わって来てました。また、客席のほうからも…拍手や声援、ちょっとしたかけ声がいっぱいで会場全体が和やかに。気兼ねとか全く必要なくて、自然体で楽しめる雰囲気がここにはあった。この空間にいられることがとても心地よかった。
終わってしまったその次の瞬間、また見たい!と思えるなんて、すごいこと。次回のライブが4年後だなんて、とても待てないよ〜。
この日は、ホームページの掲示板で名前だけは知っていたファンの方や、20年ぶりにもなる昔のファンの人たちとも顔を合わせた。同窓会に来たような気持ちにもなって、音楽以外でも楽しかった(^^)。
2007.6 & 7.16 & 8.2 & 8.9 , jiutan
♪ 出演 ♪
JIVE :
宮下文一・前田克美・内海秀和・鮎川麻弥・松田レレ(すべてボーカル)
Support Musicians :
小島久政(Gtr)、江口信夫(Dr)、瀬戸田芳治(Key)、岡尚史(Bass)
中村 哲(Sax)、清岡太郎(Tb)、佐久間 勲(Tp)
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