JIVE LIVE 2008

2008.6.10.Tue. at STB 139

  東京は梅雨の晴れ間。日差しが夏を思わせる快晴。4年ぶりにやってきたSTB139。そう、オリンピックの年に合わせて開催されるJIVEのコンサート。午後3時の入場整理券配布に間に合わせたら既にたくさんの人の列。やっぱりJIVEの人気は不動だね!

  初めてSTBに来た時は、まだカクテルの種類がよくわからなくて迷ったものだけど、あれから8年、いろいろ飲んでわかってきた。自分の定番はカシス・オレンジ。すっきりと飲みやすくてお気に入りなのだ。美味しい料理にも満足して、あとは本編・JIVEの音楽を残すだけ。

【 第一部 】

  7:30 ジャスト。 バンドさんが暗がりの中入ってきて位置に付く。続いてJIVEの4人も入って…来たかと思ったら、なぜか引っ込んじゃう。真っ暗な中、2〜3回JIVEは出たり引っ込んだり。先頭の前ちゃんが中心になってたくらんでいるようだけど、きっと客席からの拍手が足りなかったんだ。もっと盛大に迎えて欲しいってことなんだよね。初っ端からくすくす笑い。

  照明も点いて4人がようやく落ち着くと、前田さん、無言でポスターサイズの白い紙を取り出す。そこには「満員御礼」の文字。会場沸く。その後またまた紙を出して「太った?」と客席を指差す。続けて無言の会話をするかのように取り出した紙は「お互い様!!」。客席が和んだところで音楽スタート。

  最近ステージでは毎回歌われる『JIVE WORLD』が1曲目。途中で早くも、会場のお客さんと一緒にコーラスをつける場面が。前ちゃんを中心にした「男」、麻弥ちゃん中心の「女」、そしてうっちゃん中心のなぜだか「おかま!?」(おねーマンと言われてた)の3チームに分かれる。どのパートにも参加者がいて無事に和音成立〜(^^;)。

  このライブは別名「‘50〜80 喜んで’ライブ」だそうで(笑)。ステージ上も、客席も、もうそんな年代になってきているのですね。聞き覚えのある言葉を使って我々をいろいろと楽しませてくれようとしてる。その気持ちがうれしい。(注:実際はもーっと年齢層は広いです。学生さんやOLさん、就学前のお子様もいます^^)

  『That cat is high』 『タキシードジャンクション』 『You can depend on me』 JIVEのこの手のレパートリーは定番中の定番だから、安心して、とても平静な気持ちで聴ける。一般的に見ればすごいことなんでしょうけど、JIVEにとっちゃ序の口・耳慣らし口慣らしみたいなもん。これしきのことで驚いてる場合ではありません、なーんてね^^。

  ここでひとつめのアカペラ『A Nightingale sang in Berkleysquare』。 演奏前には、やおら携帯電話を取り出す 前ちゃん。「電源切らなきゃ〜」と自分の携帯を操作。「途中で音が入るとハーモニーがくずれるから」って。私もあわてて電源を切る。いいところで言ってくれました。 「ナイチンゲールと言うと、看護婦さんの名前として有名だけど、今回曲に登場するのは、歌うことが大好きな鳥。ナイチンゲールがバークリースクエアで歌う。」
  続いて楽器皆無の状態からほんの少しだけ増やして、過去のアルバムから。『LOVE』はベースギター1本に乗っかって、『Sir DUKE』は…えっとぉー確かギター入ってたよね? どちらも歌いこなれてて、余裕でしっかり聴かせてくれる。客席としてはただ聴いてるだけなんだけど、楽しいし、ほっとするっていうか…この感覚わかるかなぁ。もしかしたら、「歌い手の気持ち」が伝わってきてるのかもしれないね。

  ここで宮下さん、なんとゲストを紹介。「17年間一緒にステージに立ってお世話になった人」「JIVEもそれぞれコーラスとして共演した」なんて言っちゃってる。そんなわかりやすい説明あり?と思いつつ^^。こんな大物をゲストに招くことが出来るのは自分のおかげだと ちょっといばり気味な文ちゃんに、前ちゃんからは「(背中に)つっかえ棒立てないと…」って^^。ゲストは…「もうこの方しかいません!谷村新司さんです!!」
  〜〜『チャンピオン』のイントロが始まって歌いながら登場したのは…谷村さん!のようで谷村さんでない…。♪リングに向かう〜の歌詞で もうおひとり、堀内孝雄さん!のようで堀内さんでない…。歌声もハモりも雰囲気も、よーーく似てるけれど^^。ふたりの登場で会場が一瞬湧いたあと、少しタイムラグがあって笑いに変わるのがおかしかった。曲は『今はもう誰も』『冬の稲妻』へとメドレー。ふたりは客席へも繰り出し、歌いながらお客さんと握手をしたりタッチしたり、場内大盛り上がり!!すっかりひとつになっちゃった(笑)。歌い終えるとそのまま舞台から消えていくふたり。〜〜
  「谷村新司さんと堀内孝雄さんでした。」 今の誰?って、引っかかってる客席を置き去りのまま、JIVE4人のトークが進む。前回のゲストはジュディオングさんだった話、今年オファーした いなかっぺいさんはお仕事、筑紫哲也さんも東京におられないので呼べなかった、など。(筑紫さんは、深川座のライブにずっと来てくださってたそう!)
  そんな時、ふと前ちゃんが「自分もゲストを呼んだ」と言い出す。名前は発表されないまま、曲のイントロが始まると…
  〜〜演歌ではあーりませんか。登場したのは鮮やかなブルーのスーツを着た宮史朗さん!?のそっくりさんとギターのお兄さん。「ぴんから兄弟」!もうなりきってます!!でもよーーく確認すると、ここだけの話 さっきのアリスのふたりとも似てる(笑)。歌い切ったあとエンディングでは無言の笑いネタまで仕込んでる。そしてまたそのまますーっと舞台裏に消えていくふたり〜〜
  「…STBでは演歌はダメだよ〜!!」と言いながらにこにこしてる文ちゃん、ゲストのふたりを改めて舞台に呼び出して話を聞く。やはりプロのモノマネさんのよう。なんていうお名前だったっけ?? ちなみに、タッチした堀内さんの手は異様なほど冷たかったぞ。ゲストさんの歌 全部そらで歌えたもんね〜なんて、ちょっとうれしかった私。

  さぁ JIVEに戻りましょう。会場の興奮度合いがゲスト登場前とは明らかに違ってます!!JIVEオリジナルのノリノリアレンジ『与作』と『りんご追分』で盛り上がりを引き継いで、と。…あのぉーもしかしてーこれも…演歌だったりして…(笑)。
  第一部最後の曲として用意されたのは、『G線上のアリア』。今回は楽器なしの完全アカペラ。音符を奏でる4人の歌声の繊細なことったら。ひとりひとりが全く違ったフレーズをたどってるの! ‘バッハの創り出す音楽が初めて世に現れた!’くらいの、「目から鱗」の状態。繰り広げられるアンサンブルにひとときも目が離せず。

【 休憩 】

  JIVEのCM作品や麻弥ちゃんの新曲が流れていました。が、席を立っていてあまり聴けず残念。

2008.6 & 7.13

第二部へつづく


過去のライブ
舞弥コンサート 2007.6.23 富士市文化会館
JIVE デビュー20周年 記念ライブ 2004.11.16 STB139
声空間 JIVEコンサート 2004.10.1 飯田文化会館
JIVE at STB 139 2000.9.8