■ 第四日 その3
街中へ
コンサートが終わって、しばしそのまま広場で休憩。地面から湧き出る噴水に はしゃぐ子供たちを見ながら、さぁ〜このあとどうしようかな〜〜。民族衣装も見たい、でもまだ他にも行きたいところもやってみたいこともある。てなわけで、出発。地図を見ながら、適当に歩くのだ。
気になっていた、韓国のマッサージ体験。連日歩き疲れて足裏が痛くなっていた。これをなんとかしたかったのだ。適当に繁華街(明洞方面)へ向かうが、途中「ロッテホテル」を発見し建物に入ってみる。んんん??そこら中見事に日本人だらけ。中に免税店があるそうなので行ってみたかったけど、よくわからなくて外へ出る。街角で観光案内所を見つけ、マッサージ屋さんを尋ねる(ここでの会話はすべて日本語)。いくつか紹介してもらって、そのひとつを探す。運良く待たずにやってもらえた。
終わってからお茶とお菓子をいただき、店長さんらしき女性や助手のひとたちと談笑タイムになる。店長さんは日本にしばらくいたことがある様子で、読み書きも出来かなり日本通。ひとり旅で明日の宿をまだ決めてないなんて話をしたら、「チムジルバン」というサウナ宿泊施設のことを教えてくれる。もし困った時には連絡してねと携帯番号まで手渡され、すんごく親切にしてもらう。
再び歩く
この日の最後、ソウル駅へ行って明日の列車を予約するつもりだった。そのまま地下鉄に乗れば簡単なものを、ソウル駅少し手前の「南大門」を見てみたいという思いから歩くことに。繁華街は人だらけ。随分暗くなっていて、地図と照らし合わせができなくなり、たまたまそこに立っていた若者に尋ねてみる。返答される英語が流暢で美しい。先日聞いたとおり、人々は英会話がすごくできるらしい。
その人からも「料金も安いし地下鉄で行ったほうがいい」と言われたけど、ここまで来たら最後まで歩きたかったんだね。地図を頼りに暗い大通りを行く。ふと気になる建物がある。石造りのどっしりとした風格。見てみると「韓国銀行」。こういうのを発見できるから、歩くっていいんだな。でも、ひたすら酷使したおかげで、マッサージ前よりも足に来てる(ちょっと引きずり気味)。
道端に「南大門市場」の方向案内が出てる。もうすぐかな…。さらに歩くと、ついに「南大門」!らしき建物が。。。工事用の白い囲いで全面覆われておりました!!!予期せぬ事態に言葉もありませぬ。肩を落として最終目的地のソウル駅へと歩いたのであった。はーぁ。
その後
ほどなくして、大きな道路の向こうにソウル駅の建物を確認、駅までは地下道を利用する。夜8時代にはこのあたりは人通りも少なく、路上生活者も横になっている。その横を通り過ぎて駅へ。早すぎず遅すぎずの朝9時半出発を予約。
その後地下鉄でお宿の最寄り駅まで。いつもの出口を上がって宿へ帰る途中、初めての光景に出会う。一軒の飲食店が外庭にテーブルを設けて開店中で、仕事帰りのグループたちが思い思いに飲み食いしている。その横でアメリカの?軍人さんがアコーデオンをお客さんに披露中。まるで映画でも見ているようないい雰囲気に一気に気持ちが和んでしまう。
宿に一旦戻ったあと、夕食に外出。宿の周りには庶民のための飲食店が多く並んでいるのに一度も利用していなかった。それにまだ食べていない名物料理もある。肉料理がいいなぁ。一軒を定めて入ってみる。韓国語の会話本からできる料理を教えてもらって「プルコギ」を頼む。プルコギは、「韓国のすき焼き」と例えられている。ほんとに一人分?と思うくらいの、あらかじめ下味をつけてあるお肉を玉ねぎとともに浅いお鍋に入れ、テーブルのコンロで調理。ぐつぐつ煮えて来たら食べ始める。ご飯と4種類ものキムチも並べられてしっかり空腹を満たす。お勘定は驚きの価格5000w!?韓国の食事はほんとに安くつくねぇ。大満足で部屋へと戻った。
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