■ 第六日 その1
釜山2日め=韓国最終日
荷物をフロントに預けてチェックアウト。今日の人は日本語通じないんだな。あわてて会話本を出して、「またあとで取りに来ます」と言ってみる。よかった、納得してくれた。
釜山駅から地下鉄で2つめ「南浦洞(ナンポドン)」駅で下車。街中散策をしながら朝ごはんを調達するつもり。
まずはチャガルチ市場をふらふらと…この見たことのないカラフルな海産物はなんだろ〜?おばさんたちが一生懸命作業をしている。日本との取引もきっと多いんだろうね、ケースには日本の漁港の文字もある。仕事人のための食堂ではうどんのようなものを提供中。
そんな活気溢れた裏通りから、今度は表通りを歩く。食堂も少し並んでいるが、何を食べようか…冷麺まだなんだけど、なさそうだし…見切りをつけてお客さんが少し入っている店へ。スープものにしないならのりまきかビビンバくらい。ビビンバにしよう。これぞ庶民の味、ビビンバはお肉がなくて野菜中心。もちろん、付け合せのキムチやスープまでついて量がすごい。どうやら、先のお客さんらしき人たちは知り合いのようで、みんなですいかを食べ始める。こちらにもおすそわけしてもらっちゃった。ゆっくりさせてもらって3500Wとは何て安いんだろ。
おみやげも少し調達しなくちゃ〜。近くにある乾物屋通りも訪ねる。ほんとに、韓国の街並って不思議で、通りに同じジャンルの店が端から端まで。ここは海苔や乾燥させた小魚類が所狭しと並べられてる。結構古い街並みで、日本が統治していたころの雰囲気そのままだそう。
海苔は絶対に欲しかったのだ。韓国料理には「のりまき」があるくらいだから、日本と同じような板海苔もある。ほんとは大きな束ごと買って帰りたいくらいだけど、そうも行かないので小袋を選ぶ。価格交渉しようとしたら、店のおばちゃんは筆談で対抗してきた。どうしても負けてくれないのだよ〜。面倒になってそのまま商談成立。
博物館
街の繁華街のほうに歩く。「釜山近代歴史観」は、元は日本の会社の釜山支店、その後アメリカ関係に移り、今は韓国に返還されている。まぁとにかく資料が充実してて、日本語のものも多く展示されてる。釜山は当時から商業都市で活気のある街だった様子。
この時期の特別展示コーナーはやはり「竹島」。時代ごとの地図を中心に、丁寧に解説が加えられている模様。英語の説明があるところだけざっと流し読みする、がそれほどわかってない(笑)。ここでもらったパンフレットが変わったデザインで、すごくおもしろい。読めたらどんなにいいことか…これは記念品。
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