■ 第六日 その3
港へ
宿まで戻って荷物を受け取る。この雨模様に、フロントのおばさんがどこまで行くの?と心配してくれる。「港」この単語は知ってるよ。「ハン」そのまんま歌謡曲のタイトル「釜山港」だもんね。タクシーを使うのかと聞かれるが、このくらいは歩くのさ。傘のほか、ちゃんとリュック用のレインカバーも持っているし。
歩いていて途中で港へ折れる道がわからなかったらどうしようという不安はあったけれど、なんとか無事港にたどり着く。書類を書いてチェックイン。乗船までしばらく時間があるので、早い夕食、いや、遅い昼食にかかろうか。構内のカウンターには「ラーメン」「うどん」がある!!ラーメンは韓国では、辛い味付けのインスタントラーメンのことで、それを店で作ってくれる。辛いのは苦手〜なので、迷わず「うどん」に。出てきたものは、日本のうどんとそっくりのもの。だしも薄味でちゃんとうどん用。ほぉーっとあったまって大満足。
出国前のお土産コーナーは場所は広くないが品数豊富。目立ったのは「あかすりセット」、「とうがらしチョコレート??」、さっき買ったのとそっくりな「民族衣装の人形マグネット」まで。チョコはどんな味がするのかな〜。買わなかったので未だ謎。
船内用に少しお菓子を買って乗船。行きと同じ韓国籍の船。部屋はそこそこ混んでる。天候不良のため、出港時間が大幅に遅れ、7時の予定が延びに延びて10時に。いつまでも港に停泊したままで過ごす。
船内ではもう食べなくてもいいかと思っていたら、やっぱり無理で。先のうどんがかえって食欲を煽ったみたい。食堂に行って最後の晩餐・韓国料理を。カムジャタンは骨付き豚肉とじゃがいもの煮込みで辛い。とにかく豪快で量も多いので必死に食べる。先のうどん我慢すればよかったな…。
残ったお金を使うべく免税店へ。たいした額は持ってなくて使えるのは小銭程度。それでも3種類ものお菓子が買えた。日本と違ってパッケージはシンプル、底上げなど全くなしで好感が持てる。そうそう、少々変わった商品もあった。日本で仕入れたと思われる「ヒガシマルうどんスープ」。見慣れたものが高級そうな陳列棚にあると妙な感じ。
なんとか出港はしたものの、海はかなり荒れているよう。ロビーでTVを見ようとするも少々気持ちが悪くなり早々寝床に就くことに。
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