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エジプトの天文学に関する最も古く、詳細な文献は、中王国時代(前2055-1650)初期の木棺の蓋に描かれた「対角線暦」あるいは「星時計」と呼ばれるものである。 同様のものは末期王朝にも見られる。 これらの暦では36の行があり、夜空の星が36のデカン(十分角)に分けられて列挙されている。 天空で太陽が1年間に動いていくコースは黄道と呼ばれるが、季節によって変化する星の動きを知る目安として、黄道の南側の星を36のグループに、すなわち10日毎に夜明けに地平線上に現れる星のグループに分割したのである。
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| デカン | 各デカンの図 | 各デカンの神々 |
| 1 | 頭に太陽円盤を載せた男性、手にヘカ(牧民の杖)と呼ばれる杖を持つ | ゲブ神、 または、HAPI-ASMAT、 または、Hapi-Mestha |
| 2 | 指を咥えた子供が蛇とともに船に乗っている。 | バー または、イシス女神 |
| 3 | 鳥のような顔をした人物が二重冠を被っている。 | KHWNRWR-KHET または、イシス女神 または、ホルスの息子達 |
| 4 | 鳥のような顔をして、アテフ冠(ダチョウの羽根と山羊の角で飾られている)を被り、ウアス杖を持つ人物 | NEBT-TEP-AHET またはホルスの息子達 |
| 5 | 白冠をかぶりウアス杖を持つ男性 | MESTHA-HAPI または、ドゥアムテフ |
| 6 | アテフ冠を被りウアス杖を持つ男性 | MESTHA-HAPI または、ドゥアムテフ |
| 7 | 太陽円盤と山羊の角を頭にのせた鳥の様な人物、ウアス杖を持つ | ケベフセヌエフ または、ドゥアムテフ |
| 8 | 太陽円盤とコブラを頭にのせウアス杖を持つ男性 | ドゥアムテフ |
| 9 | 二重冠を被りウアス杖を持つ男性 | ドゥアムテフ、ケベフセヌエフ または、ハピ |
| 10 | 太陽円盤を頭にのせウアス杖を持つ鳥のような顔の人物 | ドゥアムテフ、 またはハピ |
| 11 | アテフ冠を被り右手にヘカ(牧民の杖)、左手にネケク(農民の杖)を持つ。 | ホルス |
| 12 | 星4つが一番上、その下に人の横顔、次に前腕(ヒエログリフの"a")、その下に水差し立ての形のヒエログリフ | セト |
| 13 | 大きな円盤の中に動物が座っている | ホルス |
| 14 | 鳥の様な顔の人物がウアス杖を持つ | イシス女神 |
| 15 | 太陽円盤を頭にのせウアス杖を持つ鳥の様な顔の人物 | セトまたは、Ur |
| 16 | コブラを頭にのせウアス杖を持つ男性 | ホルスまたは、Ur |
| 17 | 顔が太陽円盤(?)で、ウアス杖を持つ人物 | MESTHA、ハピ、ドゥアムテフ、 ケベフセヌエフ |
| 18 | 二重王冠を被りウアス杖を持つ男性 | ホルス |
| 19 | 二重王冠を被りウアス杖を持つ男性 | ハピ |
| 20 | アテフ冠をかぶりウアス杖を持つ鳥のような顔の人物 | イシス女神 |
| 21 | ウアス杖を持つ女性 | ドゥアムテフ、ケベフセヌエフ |
| 22 | ウアス杖を持つ男性 | ケベフセヌエフ |
| 23 | ウアス杖を持ち犬の様な顔をした人物(アヌビス神?) | |
| 24 | アテフ冠を被りウアス杖を持つトキの様な顔の人物(トト神?) | ドゥアムテフ、ケベフセヌエフ |
| 25 | 鳥の様な顔で何かを被っているウアス杖を持つ人物 | MESTHA、ハピ |
| 26 | 山羊の角を被った、ウアス杖を持つ鳥の様な顔の人物 (ハトホル神殿の天井図の下段の一番右の人物) |
ホルス |
| 27 | ロータスの上に腰掛けた指を咥えた子供 (ハトホル神殿の天井図の下段の右から2番目) |
ホルス |
| 28 | 頭に円盤を載せ、ロータスの上に座っている指を咥えた子供 (ハトホル神殿の…上手の下段の右から3番目 ・・・以下続く) |
ホルス |
| 29 | アテフ冠を被りウアス杖を持つ男性 | |
| 30 | 頭にパピルスの冠を載せウアス杖を持つ男性(ハピ神?) | MESTHA,ハピ、ケベフセヌエフ ドァムテフ、ケベフセヌエフ、ハピ |
| 31 | 二重王冠を被りウアス杖を持つ鳥の様な顔の人物 | ハピ |
| 32 | 白冠を被りウアス杖を持つ男性 | MESTHA |
| 33 | 頭にコブラを載せ、ロータスの杖を持つ、顔がライオンの女性(テフネト女神?) | ドゥアムテフ、ケベフセヌエフ |
| 34 | アテフ冠を被りウアス杖を持ち椅子に座る男性 | MAAT-HERU、ホルス |
| 35 | アテフ冠を被り、ウアス杖を持つ朱鷺頭の人物(トト神?) | MAAT-HERU、ホルス |
| 36 | 船の上には、舳先に指を咥えている二重王冠を被った子供、次に、羽根のついた山羊の角で囲まれた太陽円盤を頭にのせロータスの杖をもって椅子に座る女性、最後にマートの羽根のついた山羊の角で囲まれた太陽円盤を頭にのせロータスの杖を持ち椅子に座った男性。 さらにその後ろに小さな船があり、その上のロータスから蛇(?)が浮んでいる。 |
MAAT-HERU |
| 37 | 頭に太陽円盤とコブラをのせウアス杖を持つ鳥の様な顔の人物 | MAAT-HERU、イシス女神 |
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