《 2日目 2 》 ガイドさんと歩く
地獄谷
時間がない人はここだけ見物するという所。土がむき出しで、そこから噴煙がもくもく。。。沸き立っている場所には○○地獄とそれぞれに名前がついている。見学コースとして橋が先の方までかかっているので、しっかり回れます。温泉で目を洗い治療したといういわれのある「目の湯」は公共浴場に引かれているらしい。「鉄泉池」は橋につながっているから間近に見られる。五右衛門風呂よりひと回りくらい大きい釜が地べたに埋まっているような感じで、釜の湯が沈み切ったあと徐々に湧き出て溢れ出し、また引っ込む…というのを繰り返す。以前は2分に一度規則的に湯がふきこぼれたのだとか。ここのところは不規則で見られない場合もあるらしい。運良くひととおり見られた^_^。これはおもしろいので、登別に寄ったら、是非忘れずに見てね!
大湯沼展望台
遊歩道を、ずっとお話しながら歩く。登別温泉の発祥から地元の関係者しか知らない裏話までも聞かせてもらう。ガイドさんは、1年のうち気候のいい時期のみ活動しているそうで、去年見た時は湯気が上がっているだけだったのが、今年来てみると池が出来ていてぼこぼこしてたとか、地球の生きている様が目に見えてわかる。自然の摂理を目の当たりにした気がして、「人間も変わって当然、ひとつところにはとどまらないものだ」と思わされる。ここはすごい場所だ。紅葉には少し早いのだけど、ナナカマドの木はほんのり赤く色づいていた。大湯沼からは多くの旅館が湯を引いているらしい。配水管がいくつも見えた。展望台へ向かう途中、少しそれた所に高浜虚子の句碑などもある。
奥の湯
●こちらではかなり熱そうな湯が煮えたぎる。このお湯も何箇所かに引かれているそう。
流れ出た泥でパックができるそうで、少し腕に塗ってみる。なかなか肌触りよし(^^)v。
大正地獄
●周期的に湯の色が変わるそうで、この日は灰色がかった緑色。青や黒、ビンクにも変わるそうだ(案内人はピンクはまだ見たことがないって)。
足湯
●地図にも載っていない場所。今年4月にできたばかりの休息地。大湯沼から流れ出る大湯沼川沿いに木製の椅子が並べられている。100%源泉かけ流しの川には、途中のくぼみでライダーたちが露天風呂を楽しむこともあるのだとか。足湯加減は入っているうちに体中が温まるほどで、歩き疲れを癒すにはもってこい。
このまま先へ行くと車道に出て、旅館街へ戻ってくる。行きに見た、ローマ時代の遺跡のような廃墟は、少し前まで温泉プールだったものだとか。道路を作るために立ち退きを余儀なくされて、きれいに片付けるでもなくそのままになっているそう。知らない人が見ると、一瞬フォロロマーノ?とか思っちゃうよ。
地獄谷とバス停への分かれ道でお別れ。たっぷり2時間半、太陽の日差しで徐々に日焼けしながらの、歩き倒し喋り倒しの楽しい時間でございました。シャッターも押してもらって大変お世話になりましたm(_)m。
* 今回ゆっくり歩いたからこれだけかかっていますが、案内地図によると、パークサービスセンターから奥の湯まで徒歩17分とのこと。
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