《 3日目 2 》 西口火口・洞爺湖
11時過ぎ。今度は有珠山の火口見物に行こう。バスで移動。洞爺湖温泉バスターミナル乗り換えで「西口火口」へ。ほんの5年前、2000年の噴火で街は被害を受けた。その当時のままの姿を見学できるように木道をつけて見学コースとしている。上り坂をしばらく歩くうち、火口展望台に到着するというしかけ。木道からはみ出して歩かないことと注意書があったが、ここを歩くだけでも、足の裏がほんのり熱いんですが。地表はおそらく相当の温度なんだろう。噴煙が上がる火口は少し遠くて中を覗くなんてことは出来ないが、断層になったアスファルトや壊れた建物、なぎ倒された電柱など、すぐ目の前にある景色に言葉を失いそうになる。
高台で眺めもよいので第一展望台で休憩。さきほど道端で買った焼きとうもろこしと手持ちの菓子パン。とうもろこしはさすが本場!甘みがあって非常に美味でございました。そのあと、第二展望台から散策路の終点まで下り、再び同じ道を上り下りして戻る。帰り道、右手にある池がやけに透明で美しく、思わずじっくり眺めてしまう。噴火により出来た湖らしく、電柱が水に浸かったままだったり、水際で建物が片側だけ浸かった状態で建っていたりする。
再びバスで洞爺湖温泉へ。しばらくこちらでぷらぷら。とにかくお天気がよくて水際にいて気持ちいいのだ。湖畔に彫刻がいくつも配置されていてそれをめぐるのもいいらしいのだが、見てもよくわからないので足湯を見つけて入りに行く。このお湯も少し熱めでいい湯加減。20分も浸かれば汗ばんできた。すっかりぬくもったので風に当たりに行く。しばらく手塚治虫を読んでいたらいつの間にか薄暗くなっていて、そろそろ帰り支度。
《 3日目 3 》 宿にて
4時頃宿に帰着。今日はライダーさんがお泊りのようだ。夕食で一緒になる。この方は1ヶ月の休みを取り、一昨日から旅が始まったばかりだという。北海道は初めてのようで、おすすめの場所など聞かれた。とりあえず、ここ2日でよかったとこ、それから…10年前の道東の話をしてみる。この先の話にもなり、明日から一泊二日の札幌での予定も言わざるを得なくなってしまった^^;。どうもこのあと天気があやしいみたいなんだよね。ライダーさんはここに到着するまでに雨に遭っているらしく、こちらに来たら晴れていたとか。よそで降っていても洞爺湖あたりは晴れることが多いんだって。明日は室蘭方面に行きたいが、雨がきついようなら、もう一泊しようかと話していた。
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