北の大地で温泉に浸かる −秋のひとり旅 4泊5日−

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  《 2日目 3 》 登別温泉に浸かる

さぎり湯   昼時だけど、それほどお腹も空いてないのでコンビニでサンドイッチといちご牛乳購入。軽く疲れていたから甘い牛乳がおいしかった。そして、いよいよ温泉入浴!!

 さぎり湯 ●公共の温泉銭湯。入湯料390円。有料休憩スペースが利用できる1日滞在料金は800円。
 お湯は、「奥の湯」と「目の湯」を引いているそう。乳白色のなんともよい香りで、湯加減もちょうど。何度も出たり入ったりしてゆったりと過ごす。水風呂と気泡風呂もあるから、使い分けて疲れはほぼ落ちた。登別の湯よろしいですよ!

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噴煙を上げる昭和新山  登別温泉から洞爺湖温泉行きのバスに乗る。このバスは6月〜10月中旬まで一日2本の運行。本日の宿は壮瞥町の昭和新山登山口というバス停の前にある。登山口と言っても、道路に沿って右手には洞爺湖の水面が広がり、左手には昭和新山がもくもくと煙を吐いているというなかなかの景勝地。

チェックインをしてシーツと部屋の鍵を渡される。普通はドミトリーなのだが、連泊するから、と和室のひとり部屋を用意してくれた。ほどなくして夕食となる。手作りのお料理が目一杯並んで、食べ切れそうにないんだけど、ちょっと無理して全部食べる。どうも老夫婦でやっているらしく、おじさんは目をわずらっているようで、書類を拡大鏡でTVモニターに映して読んでいた。おばさんは随分と腰も曲がっていて、ついお手伝いしたくなる。二泊三日の間親切にしていただき、とてもお世話になった。

 こちらの温泉は透明で、初め少しぬるい気がしたけれど、長く浸かっているうちに体の芯がぽかぽかとしてくるいいお湯でした。家庭のお風呂じゃぬるいとどんどん冷めていくだけだけど、温泉はずっと同じぬるさのお湯が出てるからいいんだね。やっと「ぬるめの湯」の意味がわかったよ。

 遠くで打ち上げ花火の音がする。洞爺湖温泉では10月いっぱいまで、毎晩花火大会をやっているそうで、見物人も多いみたい。宿の窓からは、木々の隙間から飛び散る火花が少しだけ見えた。

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